平成21年7月10日
独立行政法人 海上技術安全研究所
ホタテ漁船「日光丸」沈没事故について
〜転覆の過程をCGで再現〜
  平成20年4月5日に青森市久栗坂漁港沖合で発生した、ホタテ漁船日光丸海難(沈没)事故について、運輸安全委員会による船舶事故調査報告書が6 月2 6 日に発表されました。
  独立行政法人海上技術安全研究所(理事長井上四郎)海難事故解析センターでは、運輸安全委員会からの委託を受け、日光丸の出港時及び事故発生時の復原性に関する解析を行ったところであり、その解析結果は事故調査に大きく貢献したものと考えております。
  今般、海技研では同報告書( 付図にある海技研による解析結果を含む) に基づき、漁船が転覆沈没に至る過程をコンピュータグラフィクス( C G ) で再現することを試みましたので、お知らせします。
  なお、このC G は、あくまでも海技研が独自に作成したものであり、実際の事故を忠実に再現したものではありません。
(参考)
1.  「日光丸」沈没事故の概要
 平成2 0 年4 月5 日、ホタテ漁船「日光丸」( 5.1トン)が、ほたて漁を終えて帰航中に青森市久栗坂漁港沖合で沈没。乗組員8人全員が死亡。
2. CGの概要
・ケース1 ( クレーン振出) : 重量4 .5 トンの漁獲物( パールネット) を前甲板上に高さ 1 .5mで搭載した状態で横波を受けながら航行中、同調横揺が発生し、後部甲板の乗 組員がバランスを崩して片弦に移動(乗組員重心移動距離0.9 m ) したところ、クレー ン振出に伴い重心が上昇していたことなどから、乗組員移動直後に転覆する。
  CG(ケース1) <約3.8MB>
・ケース2 ( クレーン格納) : 上記と同様の状況において、クレーンが低く格納されてい る場合は、乗組員が移動しても、転覆には至らない。
  CG(ケース2) <約3.8MB>
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