平成23年2月25日
独立行政法人 海上技術安全研究所

フェリーありあけ船体傾斜事故について

〜実海域再現水槽を使用して船体傾斜に至る過程を検証することに成功〜
 独立行政法人 海上技術安全研究所(理事長 井上四郎)は、平成21年11月13日に三重県熊野灘で発生した 「フェリーありあけ船体傾斜事故」に関連して、国土交通省海事局「フェリー大傾斜事故防止対策検討委員会」 との連携のもと、昨年6月に完成した「実海域再現水槽」を使用して、模型実験を実施し、運輸安全委員会の 事故原因調査において推定されたフェリーありあけの船体傾斜に至る過程の検証に成功しました。
 これまでの水槽では、実際の海域での海象等の再現には限界がありましたが、「実海域再現水槽」により、 事故発生時の波浪場等を高い精度で再現できるようになり、今回のような検証が可能となりました。

第一波目で傾斜した状態(25度程度)   荷崩れを起こし第二波目で傾斜した状態(40度程度)
第一波目で傾斜した状態(25度程度)
  荷崩れを起こし第二波目で傾斜した状態
(40度程度)

   (参考)「実海域再現水槽」とは?
実際の海域で発生している波や風の状況、その中における船舶の運航状況、海難事故の発生過程等を高い精度で再現することができる水槽。 全周に382台の造波機を備えた世界最大、世界最先端の屋内型船舶運航環境シミュレーション施設。
※実験の映像(動画)はこちらです。
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