平成24年6月26日
独立行政法人 海上技術安全研究所

船舶海洋工学研修が終了、7会場同時講義で延べ115名受講

-短期集中で船舶海洋工学基礎知識を習得-

 
 独立行政法人海上技術安全研究所(理事長=茂里一紘)は、大学における造船専門教育カリキュラムの減少や造船系大学卒の就業者が減少している現状を踏まえ、若手研究員および若手技術者が船舶海洋工学の基礎知識を短期集中で習得することを目的として「船舶海洋工学研修」を528日から615日まで開催しました。今年度は日本中小型造船工業会との共催により、昨年よりも研修拠点を3会場増やし、海技研三鷹本所と今治、相生、尾道・因島に加え、横浜、長崎、大分・佐伯でもテレビ会議システム(日本財団から支援)を使って研修を同時開催しました。受講生は延べ115名にのぼり、その内訳は、若手を中心とした当所研究員および関係者が7名、海事行政関係21名、造船関係73名、海運関係2名、舶用工業関係4名、その他8名でした。

  講義内容は「船舶海洋工学概論」、「流体力学」、「抵抗・推進」、「復原性・運動」、「材料・構造力学」、「機関」、「艤装」、「運航」、「基本計画」。それに加え、各講義の習熟度確認のための試験を実施しました。午前9時から午後5時まで行われた講義・試験数は、全69コマ(講義は1コマ1.5時間、試験は50分)、講師は当所の研究員7名に東京海洋大学、横浜国立大学、日本造船技術センターから7名の外部講師に加わっていただきました。講義のレベルは、理系大学卒業の初任技術者としました。
 今年度は、海上技術安全研究所(東京・三鷹)のほか、サテライト会場として(社)日本中小型造船工業会(造船技能開発センター)の東日本造船技能研修センター(横浜市)、相生技能研修センター(相生市)、因島技術センター(尾道市)、今治地域造船技術センター(今治市)、大分地域造船技術センター(佐伯市)、長崎地域造船造機技術研修センター(長崎市)の6会場でテレビ会議システムを使った講義を実施しました。
 受講生からは、「学生時代に習ったことがあったが、今回の講義でより知識が深められた」、「職場では担当の限られた範囲だけ学習するが、船舶工学全体を知ることができて良かった」など肯定的な感想が多く聞かれました。三鷹本所では懇親会も開き、受講生同士や当所若手研究員が交流を深めました。
  なお、海上技術安全研究所は、所内初任研究員向けとして独自に研修を行っていましたが、所外の受講希望が強いことを受け、平成21年度から外部からの受講生を受け入れてきました。海上技術安全研究所は今後も引き続き海事産業界の人材育成に積極的に貢献していきます。

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