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おしらせ

 

平成29年11月17

  
  

近内主任研究員、日本機械学会動力エネルギーシステム部門優秀講演表彰を受賞

   

 
海洋リスク評価系の近内亜紀子主任研究員は、2017年11月2日に、日本機械学会動力エネルギーシステム部門優秀講演表彰を受賞しました。
 

 
本表彰は、第18回放射性物質の輸送容器と輸送に関する国際シンポジウム(PATRAM 2016)における受賞者の講演 “Impact of transport security threshold on the practical transport operation”が、独創性が高く優秀であると評価されたものです。

この国際シンポジウムは1965年に第1回目が開催されて以来、3年ごとに開催される放射性物質輸送に関する世界最大の国際会議です。2016年9月に開催された第18回会議は、24年ぶりに日本(神戸)で開催され、約600名の参加がありました。日本開催にあたっては、日本機械学会と日本原子力学会が共催、原子力規制庁、国土交通省、資源エネルギー庁が後援、国際原子力機関(IAEA)、核物質管理学会(INMM)、世界原子力輸送協会(WNTI)が協賛しています。

近年、放射性物質の輸送においてもセキュリティ対策の重要性が議論されており、IAEAにおいては輸送される放射能量に応じてセキュリティレベルを設定することが推奨されています。
受賞対象講演は、IAEAにおいて推奨されたセキュリティレベルのしきい値が日本の海上輸送に適用された場合の影響を、日本アイソトープ協会と協力して調査分析し、国連危険物輸送専門家小委員会及び国際海事機関(IMO)危険物・固体貨物・コンテナ小委員会での議論を踏まえて、合理的なセキュリティ対策実現のために、しきい値となる放射能量の見直しを提唱したものです。 
受賞の様子
 
表彰状

受賞の様子と表彰状