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プレスリリース

 

平成29年8月28日

 
 

太田進国際連携センター長が、海技研初の「内閣総理大臣賞」を受賞
-世界初となる液化水素タンカーの国際基準化を劇的な速さでリードした功績を評価—

 
 

国立研究開発法人 海上・港湾・航空技術研究所 海上技術安全研究所(所長=大谷雅実)の太田進 特別研究主幹・国際連携センター長(写真)が、「海洋に関する顕著な功績」分野の被表彰者として、「第10回海洋立国推進功労者表彰」(内閣総理大臣賞)を受賞し、その表彰式が8月28日、総理大臣官邸内大ホールにて執り行われました。太田センター長は、平成15年にも「国土交通大臣表彰」を受賞しています。
 

 
未知の船舶の安全基準を世界に先駆け国際基準化
現在、CO2フリー水素サプライチェーンの構築・商用化に向けて、豪州で採掘される褐炭を原料として水素を製造・液化し、専用タンカーにより日本に海上輸送するプロジェクトが進められていますが、同プロジェクトに必要不可欠な液化水素タンカーの安全基準がこれまで実在しませんでした。こうした状況下、太田センター長は輸送用タンクの構造等を含む液化水素タンカーの国際基準を驚異的な短期間で策定することに大きく寄与し、国際海事社会に多大な貢献をもたらしたとして評価されました。
 
液化水素タンカーの国際基準を短期間で策定
国際基準に未規定の新たなガス貨物を運搬する専用船の国際基準化には、通常数年から十数年要しますが、液化水素タンカーの国際基準は、国際海事機関(IMO)において実質2年という短期間で策定されました。その間、太田センター長は、通信グループのコーディネーターとして各国からの様々な意見を取り纏めるとともに、各国の理解を深めるため国土交通省と共同でIMO本部にてワークショップを開催し、更に、本基準を詳細に審議するために設置されたワーキンググループでは、議長として強いリーダーシップを発揮し、IMOでの早期採択を実現しました。

太田氏のIMOにおける多種多様な経験
太田センター長はIMOの会議に通算89回、近年では平均年間6回前後出席し、石炭等の固体ばら積み貨物や液化天然ガス等の液化ガスばら積み貨物の安全輸送、また救命設備、火災安全等に係る国際基準策定に尽力。特に、固体ばら積み貨物の安全運送の分野では、世界の第一人者として信頼され、同貨物の安全運送に係る国際基準の策定(平成23年1月新規発効)に大きく貢献しています。また、平成26年にIMO内で再編された船舶設備小委員会では多数の国からの推薦を受け、議長として選出、現在に至る。こうした豊富な経験に立脚し、液化水素タンカーの国際基準を短期間で策定。

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太田氏:前列右から2番目
 
表彰状