海上技術安全研究所 生産システム系 生産技術研究グループ
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海上技術安全研究所 生産システム系 生産技術研究グループ
当グループは,船舶の建造工程の大幅な削減を目指す次世代生産システムの開発を主眼に研究を行っております.
このページに関するお問合わせは, こちらまでお願いいたします.

生産技術研究グループの実施する研究

次世代生産システム 次世代生産システムの研究開発
次世代生産システム開発の為に調査を実施しております.[研究内容]
リサイクル 船舶のリサイクルに関する研究
船舶の安全な解撤,リサイクルを行う為の研究です.[研究内容]
材料強度,検査 船舶用材料,塗装の強度及び検査に関する研究
船舶の事故防止及び新材料の評価の為の研究です.[研究内容]

平成19年度以前の研究課題はこちらです


お知らせ

平成20/5/30: 生産技術研究グループのページを掲載しました.

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次世代生産システムの研究開発

次世代生産システムの開発に関する基礎調査
 造船の現場では職人の経験,技能に依存している部分が多く,またそれらの技能が体系化されていないため,技能者の高齢化によって若い作業者への技能の伝承に支障が生じています.また,造船に従事する技能者は今後減少していくと予想されており,今後も造船業を維持していくためには,建造工数の削減が必要です.
 本研究では,建造工数の大幅な削減を目指す「次世代生産システム」開発の為に,造船における艤装作業の実態調査を行っています.
年齢構成
中小造船における年齢構成
機関室
様々な艤装品が密集する機関室

艤装とは?
艤装とは,船の中で,外側の壁・甲板や骨組み(これらは船殻と言います)以外のすべての部分のことです.
色々な機器,装置の他,エンジン(機関),配管,電線等を指しています.


造船技能研修用教材について(詳細はこちら)
 当所では,国土交通省及び日本財団の援助の元,(社)中小型造船工業会からの委託により,造船技能研修用映像教材を作成致しました.詳細につきましては,上記タイトルよりお進み下さい.

船舶のリサイクルに関する研究

FRP破材の非粉塵飛散型セメント焼成用リサイクル製品の開発
 FRP廃船から排出されるFRP破材を湿式で粉体化し,樹脂等のバインダーを用いて固化したペレット型の粉塵が飛散しないセメント焼成用リサイクル製品,及び製造システムを開発することを目的として研究を行っています.
FRPリサイクル装置
リサイクル製品製造装置及び粉砕機
FRPリサイクル原料
FRPリサイクル製品(粉砕されたFRPと農ポリの混合物)

所外報告
秋山繁: FRP廃船から排出されるFRPの粉体化処理に関する新技術,日本機械学会関東支部 第13期総会講演会講演論文集(2007.3)


船舶の解撤に伴う環境汚染の防止に関する研究(詳細はこちら)
 役目を終えた船の解体撤去(解撤)は,コスト等の問題から殆どが発展途上国で行われていますが,その作業現場の劣悪な労働環境,解撤に伴う環境汚染が問題となっています.IMO(国際海事機関)では,国連の諸機関と連携し,「安全かつ環境上適正な船舶の再資源化に関する国際条約(シップリサイクル条約)」の策定作業を実施しています.
 海技研は,国土交通省海事局,(財)日本船舶技術研究協会および(社)日本中小型造船工業会からの委託を受けて本問題に関連する調査研究を実施しています.
シップリサイクル
バングラディシュの解撤風景(海技研撮影)

船舶用材料,塗装の強度及び検査に関する研究

極厚板溶接部の脆性亀裂の発生と防止に関する調査研究(詳細はこちら)
 近年のコンテナ船の大型化に伴い,構造用鋼板の厚みが増大しています.この様な厚みの増した鋼板は,その破壊に対する性質が,従来の材料とは異なることが分かってきています.
 海技研は,(財)船舶技術研究協会に設置された超大型コンテナ船構造安全対策検討委員会に参加し,コンテナ船の構造安全対策策定に関わっています.

関連リンク
超大型コンテナ船構造安全対策検討委員会((財)日本船舶技術研究協会)


防食・疲労強度安全管理の対策技術の開発(詳細はこちら)
 国際海事機関(IMO)においてバラストタンク塗装基準の適用が決定され,塗料の耐用年数,検査,使用可能な塗料等についての基準が策定されました.また,塗膜劣化の防止及び予測は,船のライフサイクルコスト低減,船体の腐食対策の面からも重要です.しかし,実際に就航している船舶のバラストタンク塗膜の劣化の状況については,十分に解明されてはいません.
 本研究では実船のバラストタンク塗膜を調査し,各種のデータを取得しました.

低VOC塗料の開発及び評価(詳細はこちら)
 揮発性有機物質(VOC : Volatile Organic Compound)を含む塗料は,平成14年4月から,排出移動登録制度(PRTR: Pollutant Release and Transfer Resister)で量的管理が義務化されています.
 また,改正「大気汚染防止法」が平成16年5月の国会で可決され、2010年に,2000年比30%のVOCの削減目標が立てられています. 船舶においても塗装の溶剤などに含まれるVOCの低減を図っていく必要があります.
 今後の研究では,現行塗料に匹敵する性能を有し,かつ低廉な低VOC塗料の開発を目指します.
 また,その性能を確認して,実用に耐えうる環境に優しい塗料を実現し,環境保全へ貢献することを目的とします.

純チタン圧延材の疲労強度に関する基盤的研究(詳細はこちら)
 純チタン材料は軽量かつ耐腐食性が優秀であり,溶接構造物への適用が期待されていますが,疲労強度のデータが不足しており,鋼及びアルミニウム合金と同様の疲労設計指針の作成のためには様々なデータを取得する必要があります.
 本研究は,純チタン材料による材料試験を行ってデータを取得することにより,疲労設計指針作成に資することを目的とするものです.

所外報告
IWATA Toshiaki and MATSUOKA Kazuyoshi: Ti-2007(2007), Vol.II, pp.1637-1640.


フェイズドアレイ探傷器を用いた衰耗のど厚の測定方法
過去,船体の大規模破壊事故において,構造の接合部破断が重要な役割を演じてきました.特に,のど厚とは,図1に示された隅肉溶接部の厚さのことですが,デッキ下では集中的に腐食が進行し,接合部の強度が著しく低下することがあり,検査によってその衰耗程度を測定することが,事故防止の為に必要です.しかし,この様な部位は,検査が困難であり,また,測定の基準が無い状態でした. 
本研究では,超音波測定法の一つであるフェイズドアレイ法を用いて,のど厚を測定する手法を開発しました.
のどあつ
のど厚測定の模式図
測定値
測定したのど厚と実際の厚さの比較

関連リンク
所内発表会講演資料(H17)


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