海上技術安全研究所 構造・材料部門 生産技術研究グループ 極厚板溶接部の脆性亀裂の発生と防止に関する調査研究
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海上技術安全研究所 構造・材料部門 生産技術研究グループ

極厚板溶接部の脆性亀裂の発生と
防止に関する調査研究
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研究

近年のコンテナ船は著しく大型化しており,上甲板構造に用いる高張力鋼は50mmを超える極厚板化の傾向にあります.しかし,これらの極厚板は,脆性き裂伝搬と停止性能に関して従来の知見と異なる特性(参考:(社)日本船舶海洋工学会)を有することが最近の研究において報告されています. よって,
・極厚板溶接部の脆性破壊問題の潜在的波及範囲(板厚,YP,溶接法,等)の特定
・脆性破壊発生の可能性の把握
・就航船及び新造船の脆性破壊発生防止対策の提案
により,構造安全性を総合的に確保するにあたっての情報を整理し,超大型コンテナ船構造安全対策を立案することが必要とされています.

 その一環として,超大型コンテナ船構造安全対策検討委員会WG2(溶接部の脆性き裂の発生と防止に関する調査研究)では,継ぎ手部の欠陥が成長して脆性き裂に至るまでのき裂進展シミュレーションにより,脆性破壊発生寿命の推定を行いますが,そのプログラムの精度向上と結果の定量的妥当性の検証のためには疲労試験を実施する必要があります. 本共同研究においては,疲労き裂進展シミュレーションプログラムの精度検証用の基礎データを得るため,極厚鋼板の突合せ溶接継ぎ手部に人工欠陥を有する試験体について疲労試験を行い,欠陥成長(形状,位置)の追跡を行います.

関連リンク
超大型コンテナ船構造安全対策検討委員会((財)日本船舶技術研究協会)
超大型コンテナ船の安全性評価に関する研究((財)日本海事協会)
参考
船舶の脆性破壊について(リバティ船の脆性破壊,失敗知識データベース)


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