海上技術安全研究所 構造・材料部門 生産技術研究グループ 防食・疲労強度安全管理の対策技術の開発
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海上技術安全研究所 構造・材料部門 生産技術研究グループ

防食・疲労強度安全管理の対策技術の開発
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研究

 国際船級連合(IACS)と主要な国際団体がバラストタンク塗装強化基準を国際海事機関(IMO)に提案し,500GT以上の全ての船種のバラストタンク,150m以上のバルクキャリアの二重船側区画に対し,
1) 2008年7月1日以後建造契約される船舶
2) 2009年1月1日以後に起工される船舶
3) 2012年7月1日以後に引渡しされる船舶
を対象として,バラストタンク塗装基準の適用が決定しました.バラストタンク塗装基準では,耐用年数15年と厳格な塗装仕様を要求し,表面処理やエッジ処理,塗装環境,膜厚,塗り回数,検査など多くの項目に詳細な基準を設けています.また,塗装環境や検査の面から,使用する塗料に関してもタールエポキシを使用禁止とし,エポキシ系の明色の使用を義務化しました. 一方で,海運事業所では,現存船はもとより今後就航する船舶についても,塗膜の劣化の予測,船のライフサイクルコストならびにリスク低減への関心がより一層高まっています.
 塗膜劣化は船体の重要部材の局部的な腐食板厚衰耗をもたらす大きな原因であり,塗膜劣化を把握することは,船体構造の健全性を確保するために極めて重要です.塗膜劣化に関連する研究はなされているものの,就航後のバラストタンクの塗膜劣化の実情については十分に解明されているとは言い難い状況となっております. 
 このような状況の中,本研究においてバラストタンクの塗膜の経年劣化状況,海水のバラストの搭載による影響等について現状調査を実施し,バラストタンクの塗膜の膜厚計測及びフクレ・錆等の発生している不具合部の面積割合のデータを取得しました.その結果,均一な膜厚を確保できていない箇所にフクレ又は錆が発生することが確認されました.

関連リンク
海上技術安全研究所ホームページ内
バラストタンク塗装性能基準に基づく塗料認証試験の進捗について(所内発表会,H19)[PDF]
タンク内塗料の調査研究(所内発表会,H17)[PDF]


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