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リスク解析研究グループ

 


リスク解析研究グループでは、船舶の安全性向上を目的として、幅広い分野においてリスク評価に関する研究を展開しています。 


 

メンバー 

(◎はグループ長)

 

伊藤 博子
三宅 里奈
柚井 智洋
河島 園子

石村 惠以子
木村 新太
工藤 潤一
 


  

研究紹介  

 

1.液化ガス運搬船の事故時の海上流出・拡散・火災評価モデルの開発

図1 オイルタンカーからの油流出・
プール火災時の輻射熱による死亡確率
分布推定

近年、液化天然ガス需要の高まりから液化天然ガス運搬船の需要も増大しています。
その一方、海上輸送の増加によって衝突などの事故に伴う火災およびガス拡散等のリスクが懸念されています。
本研究グループでは、液化ガス
運搬船のリスク評価に必要となる事故時の被害・影響評価モデルの検討および要素技術の開発を行っています。

 


2.沿海区域を航行区域とする船舶のリスクレベルの評価に関する研究
 
沿海区域の一部拡大は、航路の短縮による燃費抑制効果、危険海域の回避等が期待されますが、拡大された海域を航行する船舶の安全性が維持されるかとの懸念があります。
本研究では、沿海区域拡大に伴うリスク分析モデルの開発とそのモデルによるリスク評価等を行い、その海域を航行する船舶の沿海区域拡大前後におけるリスク評価を実施しています。
詳細は海上技術安全研究所報告第13巻第4号をご覧ください。
 


3.海難データベースとAIS航跡データを用いた海域の安全確保に関する研究
日本国内では、多数の海難事故について詳細な調査が行われ、記録・蓄積されてきました。これを整理してデータベース化することで、事故の分類や共通原因の把握等、関連研究に役立てています。
また、近年、船舶へのAIS (船舶自動識別装置) 搭載が定着してきました。AIS航跡データを使用することで、海域の状況を詳細に把握することができます。これを活用して、特定の海域を航行する船舶がどのような行動をとっているか、集中箇所や危険な遭遇の発生しやすい箇所はどのようになっているかを把握したり、新施設の設置によって周辺交通に及ぼす影響を予測したりするための研究を行っています。
 

図2 洋上施設設置前後における周辺海域の船舶の遭遇頻度分布