海上技術安全研究所パンフレット
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安全安心な社会の実現のため、船舶の安全性向上と社会的負担のバランスを確保する合理的な安全規制体系の構築を目指すとともに、海難事故の削減のため、事故発生原因を正確に解明し、適切な海難事故防止技術の開発を目指します。1. 海上輸送の安全の確保海上技術安全研究所の重点研究課題海上交通の安全対策構築のためのリスク解析手法に関する研究液化水素等の新規貨物輸送船のリスク評価手法の開発、海上交通流の制御方法の高度化およびその影響を評価する方法に関する研究を実施しています。CPA(Closest Point of Approach):他船と自船が最も接近する際の二船間距離OZT(Obstacle Zone by Target):自船の針路に対する相手船による航行妨害ゾーン遊漁船の波浪中運動シミュレーション(右図は上下揺れ(上)と縦揺れ(下)の応答関数の比較)航海の安全と海難事故を防ぐための技術開発と基準のための研究荒天下における海難事故や衝突・乗り揚げ等の重大事故を回避・予防するための基盤技術の開発に加え、事故時の損傷船舶の安全性確保および海難事故防止のための基準に関する研究を実施しています。Cal.Exp.00.20.40.60.811.21.4012345za/ζaλ/L00.20.40.60.811.21.4012345θa/kζaλ/L風荷重模擬装置と補助推力装置を用いた自由航走試験による波・風併存時の実船性能の直接推定9

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