海上技術安全研究所パンフレット
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流体力学的観点からのGHG削減技術36m長尺模型船を用いた空気潤滑法の水槽実験を実施しました。船底に空気を周期的に吹出す周期吹出法は、従来の連続吹出法に比べ摩擦抵抗低減効果が5%向上することを確認しました。36m長尺模型実験(400m水槽)摩擦抵抗低減効果(船速8m/s)GHG削減プロジェクトチームでは、IMO GHG削減目標およびパリ協定に基づく内航船舶のGHG削減目標の達成に貢献することを目指し、船体抵抗低減技術や代替燃料利用技術、さらに海上物流の需要予測に基づくGHG総排出量推定などの研究を進めています。2. GHG削減プロジェクトチーム代替燃料並びに機関効率の観点からのGHG削減技術船舶の動力システムで使用する燃料を従来の重油燃料から水素やアンモニアなどのカーボンフリー燃料を利用するための研究を進めています。ガスエンジンの吸気に水素を混合する実験や実験用ディーゼルエンジンの吸気にアンモニアを混合する実験を実施しています。アンモニア混焼エンジンによる試験結果例燃焼状態の可視化技術(石油燃料)海上技術安全研究所の分野横断的研究5

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