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船の救命設備 〜救命胴衣〜
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船の救命設備 |
障害者や高齢者の方々は,現在の船で使われている救命設備をうまく利用できるのでしょうか。
救命設備には,救命いかだなどの船側の設備と避難される方が身につける救命胴衣といった装備品の大きく2種類があります。 |
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救命胴衣の種類 |
*この画像は国土交通省海事局により制作・監修された「ライフジャケットの着用推進に向けて」の一部を抜粋しています。 |
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救命胴衣の着用 |
形式によって異なりますが,救命胴衣の使用方法は,基本的にファスナやひもで体に密着させるように着用し,水中へ飛び込み,ノズルに息を吹き込むなどして膨らみを調整します。
障害者や高齢者の方々が,このような操作を迅速に行うのはかなり難しいと思われます。万一のときに備えて,船の救命設備のバリアフリー化が必要不可欠であると考えています。 |
*このビデオは国土交通省海事局により制作・監修された「ライフジャケットの着用推進に向けて」の一部を抜粋しています。 |
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船からの脱出 |
ビルやマンションなどの陸上施設と同様,大型旅客船からの脱出にはシュータが使われます。甲板に設置されたシュータに体をもぐらせ,らせん状のシュータ内を落下し,救命いかだに乗り移ります。障害者や高齢者の方々は,乗務員の補助を受けながら脱出することになりますが,安全かつ迅速な脱出が可能なのでしょうか。障害者や高齢者の方々を含めた非常時対応は重要な研究課題です。
船からの脱出(MPEG1,7.3MB) |
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@シュータの投下 |
Aシュータでの脱出 |
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Bシュータから救命いかだへ |
C救命いかだで安全な海域へ |
*本ビデオ並びに画像は日本造船研究協会により制作された「実船退船試験 〜より安全なシステムを目指して〜」の一部を抜粋しています。 |
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(社)日本船舶品質管理協会「移動制約者の救命設備に関する調査研究委員会」では、高齢者や障害者などの移動に制約のある方々(移動制約者と呼びます)が、万が一,海上で避難・脱出する事態になったときに,安全かつ迅速に避難・脱出できるように,船の救命設備について調査・検討をおこなっています。 |
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