模型スターリングエンジン「LSE-01」を作ろう
模型スターリングエンジン「LSE-01」は,ピストン・シリンダにガラス製注射器を使ったα形エンジンです。一般の工作機械を使って,簡単に製作できるように設計した模型エンジンです。約3000
rpmの回転数で軽 やかに回ります。
LSE-01の構造
LSE-01のピストン・シリンダにはガラス製の注射器を使用しています。そのため,作動ガス(空気)の漏れと摺動部の摩擦を小さくするのが非常に簡単です。また,膨脹空間(高温空間)と圧縮空間(低温空間)とは,板材(連結板)の内部にドリル穴をあけてつないでいます。シリコンゴム製のパッキンを使うことで,簡単にガス漏れを止めることができます。クランク機構には,6個ものミニチュアベアリングを使用しています。
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LSE-01の外観 |

LSE-01の組立図・部品図

その他の部品
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その他の部品
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LSE-01を組み立てよう!
LSE-01を組み立てる際の注意事項は以下の通りです。
A:シリンダカバー(品番1)とシリンダ(品番6)とをシリコン系充填材でシール,接着します。
B:ピストンホルダ(品番5)とピストン(品番7,8)とを瞬間接着剤で接着します。
C:コンロッド(品番13)が軽く動くようにボルト(品番24)を緩めにしてダブルナットでとめます。
D:ボルト(品番23)の頭部を切断します。
E:ボルト(品番23)をフライホイル(品番3)およびクランクディスク(品番4)にダブルナットでとめます。
F:ボルト(品番22)を台座(品番11)にダブルナットでとめます。
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LSE-01を回してみよう!
LSE-01が完成したら,ガスバーナあるいはアルコールランプで加熱器を暖めてみましょう。フライホイルを手で回すと,軽快に運転するはずです。
[Stirling Engine Dictionary]
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