第３回知的乱流制御シンポジウムの御案内
開催日
平成１４年３月３、４、５日
１．背景
現在、３つの独立行政法人が知的乱流制御に関する研究（科学技術庁振興調整費、開放融合研究制度研究課題「乱流制御による新機能熱流体システムの創出」、研究総括責任者：大橋秀雄 工学院大学学長、知的乱流制御研究センター長：笠木伸英 東京大学大学院工学系研究科教授）を実施しております。
本研究の目的は、乱流の知的制御を実現するところにあります。ご存じのように、乱流は様々な分野に現れ、状況状況に応じて悪玉（摩擦抵抗増大）、あるいは善玉（燃焼、熱伝達）として扱われてきました。もし適切に乱流を制御できるなら、その工学的意味合いははかりしれません。このプロジェクトでは、開放融合の名の通り、航空宇宙技術研究所、産業技術総合研究所、海上技術安全研究所の３つの独立行政法人が相互に協力しあい、さらに大学、産業界の同分野におけるトップレベルの研究者の参加をお願いし、上記目的に向け研究を進めています。
２．シンポジウムについて
本シンポジウムでは、内外からの招待講演者により乱流制御およびその応用に関する研究の現状を概観していただくとともに、プロジェクトで実施されている乱流の知的制御に関する研究状況（乱流制御用アクティブ制御マイクロデバイス、乱流燃焼制御、物性制御による乱流制御）を報告いたします。
３．プログラム
（質疑応答合わせて招待講演は１件５０分間、プロジェクト講演は１件３０分間）
３月３日（日）
17:30 - 19:30 登録及びレセプションパーティ（山上会館）
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３月４日（月）
09:30 - 09:50 開会挨拶
小宮山宏、東京大学大学院工学系研究科長
大橋秀雄（研究総括責任者）、工学院大学
09:50 - 10:00 知的乱流制御プロジェクトの概要
笠木伸英（東大）
（休憩）
10:10 - 12:00 Technical Session 1（MEMSによる能動乱流制御）
10:10 - 11:00 Skin Friction and Pressure: the “Footprints” of Turbulence
T. R. Bewley（招待講演）, B. Protas, UCSD
11:00 - 11:30 Toward Smart Control of Separation around a Wing
高木正平、徳川直子、西沢啓
阿部裕幸、菊島義弘、前田龍太郎、○吉田博夫（産総研）
11:30 - 12:00 Management of a Longitudinal Vortex for Separation Control
○阿部裕幸、瀬川武彦、松沼孝幸、吉田博夫（産総研）
（昼食）
13:20 - 15:10 Technical Session 2（物性制御による乱流制御）
13:20 - 14:10 The University of Michigan HIPLATE Experiment
W. Sanders, D. R. Dowling, M. Perlin, ○S. L. Ceccio（招待講演）, Univ of Michigan
14:10 - 14:40 PIV/LIF Measurement of Wall Turbulence Modification by Microbubbles
○長屋茂樹（海技研）、菱田公一（慶大）、角川明、児玉良明（海技研）
14:40 - 15:10 The Turbulence Structure in Bubbly Channel Flow
○藤原曉子（慶大）、蘇秀賢、高木周（東大）、菱田公一（慶大）、松本洋一郎（東大）
（休憩）
15:30 - 17:20 Technical Session 3（乱流燃焼制御）
15:30 - 16:20 Progress in Description of Turbulent Combustion
F. A. Williams（招待講演）, UCSD
16:20 - 16:50 Measurement of Combustion Fluctuations
in Turbulent Premixed Methane/Air Burner and High Pressure Oil Burner
○池田裕二（神戸大）、L. Zimmer（航研）
16:50 - 17:20 Numerical Analysis on Stabilization of a Lifted Flame
○溝渕泰寛、新城淳二、立花繁（航研）
18:30 - 20:30 懇親会（東京ガーデンパレスホテル（お茶の水）、「錦」）
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３月５日（火）
09:30 - 12:00 Technical Session 4（MEMSによる能動乱流制御）
09:30 - 10:20 Sensors, Actuators and Algorithms for Practical
Implementations of Turbulence Boundary Layer Control
K. Breuer（招待講演）, Brown University
（休憩）
10:30 - 11:00 Active Feedback Control of Turbulent Pipe Flow
○深潟康二（産総研、東大）、笠木伸英（東大）
11:00 - 11:30 Genetic Algorithm-Based Optimization of Feedback Control Scheme
for Wall Turbulence
○森本賢一、岩本薫、鈴木雄二、笠木伸英（東大）
11:30 - 12:00 Toward Development of Feedback Control System for Wall Turbulence
with MEMS Sensors and Actuators
○吉野崇、津田幹、鈴木雄二、笠木伸英（東大）
（昼食）
13:20 - 14:50 Technical Session 5（物性制御による乱流制御）
13:20 - 13:50 Controlling the Size of Microbubbles for Drag Reduction
○川村隆文（東大）、角川明、児玉良明（海技研）、森口泰敬、加藤洋治（東洋大）
13:50 - 14:20 Numerical Simulations on Drag Reduction Mechanism by Microbubbles
杉山和靖、○高木周、松本洋一郎、川村隆文（東大）
14:20 - 14:50 DNS Study on the Drag Reducing Flow with Additives
Employing Giesekus Fluid Model and MINMOD Scheme
- Effect of Weissenberg Number on the Turbulent Flow Structure -
宇 波、○川口靖夫（産総研）、高木周、松本洋一郎（東大）
（休憩）
15:00 - 16:30 Technical Session 6（乱流燃焼制御）
15:00 - 15:30 On the Sound Generation and its Controls in Turbulent Combustion Field
○店橋護、月成俊介、斎藤敏彦、宮内敏雄（東工大）、崔敬民（航研）
井亀優、岸武行、春海一佳、平岡克英（海技研）
15:30 - 16:00 Study on Active Control of Combustion Oscillations
for Lean Premixed Combustion Systems
○林光一、山崎保雄（青学大）、小川哲、山本武（航研）、水野毅（埼玉大）
鍵屋慎一、茂木徹（東京ガス）
16:00 - 16:30 Combustion Instability in a Swirl Type Combustor
○山本武、黒澤要治（航研）、吉田征二（NEDO）、
下平一雄、立花繁、五味光男、鈴木和雄（航研）、林光一（青学大）
16:30 - 16:40 Conclusions and future plans
児玉良明（海技研）
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注）１９９９年１２月に開催された第１回シンポジウム及び２００１年３月に開催された第２回シンポジウムのプログラム等をご覧になれます。
４．会場
山上会館（東京大学本郷キャンパス）
５．使用言語
発表及び予稿集は英語
６．登録方法
下記
７．協賛
日本機械学会
日本航空宇宙学会
日本造船学会
８．組織委員
笠木伸英
（東京大学大学院工学系研究科 教授、委員長）
小川 哲（独立行政法人 航空宇宙技術研究所）
鈴木和雄（独立行政法人 航空宇宙技術研究所）
吉田博夫（独立行政法人 産業技術総合研究所）
川口靖夫（独立行政法人 産業技術総合研究所）
児玉良明（独立行政法人 海上技術安全研究所）
田村兼吉（独立行政法人 海上技術安全研究所）
溝渕泰寛（独立行政法人 航空宇宙技術研究所、事務局）
春海一佳（独立行政法人 海上技術安全研究所、事務局）
９．アドバイザリィ委員会
松本洋一郎
（東京大学大学院工学系研究科 教授）
林 光一（青山学院大学理工学部 教授）
菱田公一
（慶應義塾大学理工学部 教授）
宮内敏雄
（東京工業大学工学部 教授）
吉田 亮
（東京電機大学工学部 教授）
大西楢平（日本電気基礎研究所 主席研究員）
１０．連絡先
知的乱流制御シンポジウム事務局
海上技術安全研究所 機関動力部
春海一佳
〒１８１−０００４ 三鷹市新川６−３８−１
Fax：0422-41-3101
Tel：0422-41-3093
E-Mail：hal@nmri.go.jp
シンポジウム参加申し込み方法
１．申込方法
氏名、勤務先（学生の場合は学校名）、所属、連絡先（住所、電話、Fax、E-Mailアドレス；住所、電話番号は必須です）、懇親会への出欠をご記入の上、下記宛にE-Mail、Faxまたは郵送でお送り下さい。申し込み受付後、折り返し確認の連絡をさせていただきます。お申し込み後２日たってもメール等による連絡がない場合、事務局までお電話下さい。
２．申込締切日
平成１４年２月２８日
３．参加定員
参加定員は１２０人です。定員になり次第締め切らせていただきます。
４．参加費用
無料、ただし１日目終了後の懇親会に参加される方は当日５０００円
（学生：２０００円）を受付にてお支払い下さい。
５．連絡・問い合わせ先
知的乱流制御シンポジウム事務局
海上技術安全研究所 機関動力部
春海一佳
〒１８１−０００４ 三鷹市新川６−３８−１
E-Mail：hal@nmri.go.jp
Fax：0422-41-3101
Tel：0422-41-3093
Last Update, Feb. 27, 2002
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