(独)海上技術安全研究所
〜合理的な安全性を求めて〜

大型コンテナ船模型の曲げ捩り崩壊試験を公開!
 (独)海上技術安全研究所(理事長 井上四郎)は、平成20年2月14日(木)、大型化が進むコンテナ船の合理的な安全性を求めて、縮尺模型を用いてコンテナ船の曲げ捩り最終強度を計測する実験を公開しました。この実験は、コンテナ船模型に曲げと捩りを与える力を徐々に加え、崩壊する際の挙動および力を計測するもので、複合荷重試験装置(寿命評価実験棟)を用いて行いました。
(研究の概要)
 最近のコンテナ船の大型化は著しく、最大で長さ400m、20フィートコンテナ換算14,000個積みのものまで設計されています。しかしながら、2006年4月に発効したIACS(国際船級協会連合)のCSR(共通構造規則)においても、船体梁の縦最終強度の計算方法は近似的な方法(縦曲げモーメントのみによる評価)を取っており、捩りモーメントの影響を無視できない大型コンテナ船では、合理的な最終強度評価手法が求められます。
 このコンテナ船模型に曲げと捩りを与える力を徐々に加えて崩壊させる試験(逐次崩壊試験)を通して、大型コンテナ船の曲げ捩り崩壊挙動を明らかにするとともに、捩りモーメントと縦曲げモーメントが作用するような複合荷重下での最終強度評価手法の開発に必要なデータを取得しています。

(実験の特徴)
 ・使用する試験装置:複合荷重試験装置(負荷容量100トンのアクチュエータ4本を耐圧床・耐圧壁に配置して試験体の疲労試験や崩壊試験を行う装置)
 ・試験体:コンテナ船を模擬した長さ6.5m、幅3.0m、高さ1.8mの3ホールド模型
 ・逐次崩壊試験:縦曲げモーメントと捩りモーメントの比率を一定にして、徐々に荷重を増大させて崩壊させる試験
 
公開実験の模様

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