平成21年11月25日
独立行政法人 海上技術安全研究所
12月17日 高精度摩擦抵抗計測装置を公開!
  独立行政法人海上技術安全研究所(理事長 井上四郎)は、世界で初めて塗料の違いによる摩擦抵抗の差を高精度で計測できる「高精度摩擦抵抗計測装置」を開発し、12 月17 日(木)午後、当所で公開実験を開催します。
 当所は、独立行政法人新エネルギー・産業技術総合開発機構(NEDO)による「海水摩擦抵抗を低減する船舶用塗料の基礎技術の研究開発」の研究の一環として同装置を開発しました。塗料を塗布した2枚の平板を平行に吊り下げ、当所の曳航水槽を使用し摩擦抵抗を高精度に計測する装置で、平板には実際の船舶と同じように乱流境界層を発達させるような工夫を施しています。
 同装置の開発により、摩擦抵抗の少ない塗料開発に貢献できるものと考えております。
1.日時:平成21年12月17日(木)13:15〜15:00
2.場所:(独)海上技術安全研究所
           東京都三鷹市新川6−38−1
           本館1階第1B会議室、第三試験水槽(中水槽)
3.申込み方法:12月11日までに、氏名、所属機関、連絡先(電話番号)を記入の上、ファ
           ックス又はE-mail でお申し込み下さい。
           なお、参加ご希望が多い場合、早めに申込みを締め切らせていただく場
           合があります。
4.申込み・連絡先:(独)海上技術安全研究所
          企画部知的財産・情報センター広報・国際係
          Tel:0422-41-3005 Fax:0422-41-3247
          E-mail: info2@nmri.go.jp
5.研究の概要
   船舶の全抵抗に対する摩擦抵抗の割合は、50〜80%程度を占めます。そのため、船  体に塗布する塗料等の性状の違いにより摩擦抵抗が生じるのであれば、摩擦抵抗の小  さい塗料を塗布することで、船舶の航行に必要な馬力が小さくなり、船舶の省エネ化を図 ることができます。
  従来、このような塗膜の種類に代表される船体表面の性状の違いによる微細な抵抗の  差をプレス発表資料乱流状態の外部流れで精度良く評価することは困難でした。海上技 術安全研究所では、曳航水槽において同一形状の2枚の平板を平行に設置し、同時に曳 航し抵抗を計測することで、曳航水槽試験につきものの、残流、静振、水温の空間的・時 間的変化などの影響を軽減し、より精度良く抵抗の差を評価する手法を開発しました。
 6.計測法及び装置の概要
   高精度摩擦抵抗計測装置は、装置下部に平行に吊り下げられた2枚の平板の抵抗を 同時に計測する装置です。試験用平板は、前後の板バネを介してブランコ式に吊り下げら れ、横方向の相対運動が拘束されます。各平板にかかる抵抗は、平板を吊り下げる2枚 の板バネの間に設置した検力計により計測します。

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このページに関するお問い合わせは広報・国際係 info2@nmri.go.jp までお願いします