平成19年 1月30日

独立行政法人 海上技術安全研究所

〜メンテナンスフリーかつ高効率のプロペラを目指して〜
レーザー光を用いたプロペラ周りの流場計測実験を公開します!

 (独)海上技術安全研究所は、日本最大級の高速減圧回流水槽(キャビテーション水槽)において、レーザー光を用いたプロペラ周りの流場計測実験を公開します。本研究は、特殊なセラミックコーティング技術によってメンテナンス・フリーのプロペラの開発を目指す(独)鉄道建設・運輸施設整備支援機構(JRTT)からの受託研究です。さらに、このコーティング技術によって、高効率プロペラの設計・製作が可能となり、船舶から排出される地球温暖化ガスの一種である二酸化炭素の大幅な削減に貢献できるものと期待されています。


1.日時:平成19214日 () 13:3015:00

 

2.場所:()海上技術安全研究所

181-0004 三鷹市新川6-38-1

 

3.申込み方法:事前に氏名、所属機関、連絡先(電話番号)を記入の上、ファックス又はE-mailでお申込みください。

 

4.申込み・連絡先:()海上技術安全研究所

企画部知的財産・情報センター広報・国際係

Tel0422-41-3005 Fax0422-41-3247

E-mailinfo@nmri.go.jp

 

5.研究の概要

海上技術安全研究所では船舶から排出される二酸化炭素の削減のための技術開発に多面的に取り組んでいます。今回はプロペラの性能を大巾に改善することを目的とした研究の実験を公開します。

一般に船が高速になるほどキャビテーションと呼ばれる現象が激しくなり、それを防ぐために次の2つの理由からプロペラの表面積を大きくする必要があります。ひとつはキャビテーションによる強い衝撃でプロペラの表面が損傷を受けること、2つ目はキャビテーションがもたらす振動です。この結果、理想的なプロペラより10%近く効率が低下してしまいます。海技研では、プロペラ表面をセラミック等でコーティングすることでキャビテーションからの衝撃を防ぐ研究を進めています。さらに特殊な翼型を用いて振動が少ないプロペラを開発する研究にも取り組んでいます。試算によれば、就航中の大型コンテナ船に適用した場合に6%程度のCO2削減が見込まれ、燃料油も年間4,500トン(約1億8千万円)節約できます。

セラミックコーティング手法の開発状況と耐キャビテーションプロペラの研究状況を示した上でプロペラ周りの流場計測実験を公開します。

 

6.実験の特徴

・使用する水槽:キャビテーション水槽

・模型船:6.2mの自動車運搬船

・模型プロペラ:6翼(原型プロペラ)
・レーザー流速計

 

 








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