平成19年9月13日

鉄道・運輸機構
(独)海上技術安全研究所
(株)eスター
東海運(株)


スターリングエンジンを用いた
船舶用低温排熱回収システムを公開


(独)海上技術安全研究所をプロジェクトリーダーとする産官研究グループ(注)と鉄道・運輸機構は、スターリングエンジンを用いて、舶用ディーゼルエンジンから発生する排ガス(400℃程度)エネルギーを効率よく回収し、船内電源として活用するシステム「船舶用低温排熱回収システム」の陸上運転を、9月7日一般に公開しました。
  (注)海上技術安全研究所、(株)eスター及び東海運(株)から構成。


 海上技術安全研究所(理事長 井上四郎)では、鉄道・運輸機構の委託を受け開発していた船舶用低温排熱回収システムを、9月7日(金)14:00から三鷹本所で一般に公開しました。当日は台風通過後にも係わらず、メーカー、造船所、船社などから40名以上が参加し、盛会でした。
 公開実験では、はじめに鉄道・運輸機構の「運輸分野における基礎的研究推進制度」による研究の一環として、産官グループで研究開発してきた「船舶用低温排熱回収システム」について、スライドを用いて説明しました。このシステムは、船舶排気ガスの熱をできる限り有効活用して航行中に発電し、それを蓄電池に貯め、停泊時の船内電力として利用するもので、省エネと港内排気ガス汚染の削減の両方に貢献することを目指して開発した装置です。この装置は、温度差のある熱源により、内部の気体を膨張・収縮させて駆動力を得る外燃機関の一種、スターリングエンジンを利用したもので、これまでに3台のスターリングエンジンを製作しました。実験室では、ディーゼルエンジンの排熱で発電するスターリングエンジン2台を公開し、その性能を確認する事ができました。
 その後の討論では、今後の課題などについて質問が出され、実用化への期待を感じさせました。また、今後は実際に内航船舶に搭載し、実証試験を行う予定です。


問合わせ先: 海上技術安全研究所 企画部 知的財産・情報センター 広報・国際係
E-mail: info2@nmri.go.jp
Tel: 0422-41-3005 Fax:0422-41-3247