平成21年2月2日
独立行政法人 海上技術安全研究所
操船リスクシミュレータによる自動操舵の実験を公開!
 独立行政法人海上技術安全研究所(理事長 井上四郎)は、1月28日、操船リスクシミュレータを用いて、自動操舵と手動操舵の旋回性能等の比較を行う実験を公開しました。
 この実験公開の参加者には、操船リスクシミュレータの制御室から、499総トン型内航船のモデルを船員が操縦し、強い潮目(潮流が異なる境)を通過したときの船の旋回の状況を、自動操舵の場合と、手動操舵の場合との両方の場合について、ご覧頂きました。
操船リスクシミュレータの制御室での説明状況
1つの試験終了後、模擬操舵室で同じ状況を体験
 公開した実験は、1回の実験で、弱い潮目と強い潮目を通過する状況を設定しています。(本船の手動操舵での最大舵角は35度、自動操舵での最大舵角は20度として実験を行っています。)
いずれの潮目を通過した際にも、自動操舵では最大操舵角が制限されているため、自動操舵で潮目を通過した場合、手動操舵で速やかな操舵操作を行った場合に比べ、横への移動量が大きくなっています。方位の維持については自動操舵で若干のオーバーシュート(目的の針路を超える操舵)が見られますが、目的の針路を取ることができています。
 今回の実験で得られた自動操舵装置の性能特性等の情報は、自動操舵装置の適正な使用の促進のための基礎的データとして役立てられます。
            潮目通過、手動操舵の航跡      潮目通過、自動操舵(舵角制限20度)の航跡

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