施設紹介シリーズ


  変動風水洞での実験が本格化 昨年9月に完成した変動風水洞による実験 が本格化しています。変動風水洞は、風洞の計測部(幅3m x 高さ2m x 長さ15m )の下に、波や流れを起こす水槽(幅3m x 水深1.5m x 長さ17.65m)がついた、 世界でも唯一の大型水槽付きの風洞で、平成元年から建設をしてきたものです。 一定の風速を持つ風(最大風速34m/s)のほか、自然界で吹くような変動する風 を起こすこともでき、水槽部に波や流れを同時に起こすことにより、実際の海域 に近い状況を再現することができます。また、水槽部に蓋をすることにより、普 通の風洞としても使用可能です。現在この施設を使った研究は、(1)新関西空港 の第2期工事で、浮体式海上空港の使用を可能とするための、揺れない海洋構造 物の開発とその安全性の評価、(2)海面近くを高速で飛ぶときに翼に発生する高 い揚力を利用して高速で航走する海面効果翼船(WISES)の性能と安全性の評価 、の二つがおこなわれています。今後、(1)海洋環境保全や大気環境保全に関す る研究、(2)レジャーボートの安全対策、(3)風工学に関する基礎研究、(4)アメ リカズ・カップ出場艇のようなハイテクヨットの開発、など様々な研究に活用が 期待されています。

     変動風水洞鳥瞰図