私の船研印象記


Dr. D.P.Panayotov
パナヨトフ


1957年ブルガリアKardjali生まれ。37才。14歳と3歳の娘が2人。専門は、原 子炉内部の熱流体力学。1989年にモスクワ電機大学より原子力工学の博士号を取 得。趣味は、旅行、写真とサッカー。ブルガリアでは、主として原子力発電所の 安全性に関連したコンピュータ解析に従事。平成5年4月から平成6年10月までSTA フェローシップにより日本に滞在。

 私の国、ブルガリアでは遥か遠い日本についてあまり知られていませんが、 日本の文化、風習、生活様式等に興味を持っている人はかなりおります。以前か ら日本で暮らし研究をしてみたいと思っていましたので、3年前に科学技術庁の フェローシップ(STAフェローシップ)のパンフレットを見たとき、すぐに応募 しました。
 船研の第一印象は、原子力だけではなく船舶海洋に関して非常に広範囲な研 究を行っているなあと感じました。また、職員の皆さんが、非常に親切だったこ とも忘れられません。船研では、原子炉の安全性に非常に重要な現象である凝縮 に起因する水撃の数値シミュレーションに関する研究に携わってきました。船研 での研究環境は素晴しく、シミュレーション技術を磨いたり知識を広げるのに大 変役に立ちました。また、研究結果を、2つのシンポジウムで発表しましたが、 そこで日本の専門家と興味深い議論ができたことも大変貴重でした。
 これまでの滞在期間中、最もうれしかったことは、大飯原子力発電所、新型 転換炉「ふげん」、高速増殖炉「もんじゅ」を訪問できたことです。そこで、最 先端の原子力技術における管理、メンテナンスや安全性について多く学ぶことが できました。
 今後自国に帰ってからも日本で得た知識を有効に活用したいと思っています 。最後に日本での滞在にご支援頂いた方々に感謝申し上げます。