私の船研印象記



Dr. Guner Ozmen
グナー・オズメン

 私は1983年にトルコのKaradeniz工科大学機械工学科を卒業後、1995年グラ スゴー大学で学位を取得し、現在母校に戻って海洋学科の助教授をしています。 昨年からSTAのフェローシップにより、当所の運動性能部において研究を行って います。
 フェローシップの期間は6ヶ月と短かったのですが、日本の科学技術研究の 方針を知り、日本の生活を少し理解することができました。特に、日本とその国 民は何がユニークなのかという疑問に対しては、経済大国になったことそれ自体 ではなく、義務感、責任感、気配りといった価値感が、国民や調和のとれた社会 へと反映されていることがユニークなのだとの感想を得ました。 
 当所の研究活動に携われたことは大変有意義でした。研究の目的は、衛星に よって北大西洋の波浪の統計解析データを得ることで、現在、これを他の方法で 得た波浪データと比較検討しています。仕事の環境はすばらしく、同僚も友好的 です。仕事の後の飲み会が多いのも印象的で、彼らは止めどなく酒を飲みつづけ 、あらゆるカラオケ曲に特殊な才能を発揮します。先日、井の頭公園で行われた 花見でも、大変楽しい時間を過ごすことができました。 
 こうした皆様の心遣いは、この愛すべき国の記憶の中でも特別な位置を占め 続けるでしょう。この様な機会を与えてくれた日本政府並びにJRDCに感謝いたし ます。