私の船研印象記


Dr.Mohamed Houri モハメッド・ホーリ


1965年アルジェリア(Kheims-Miliana)生まれ。3 1歳。夫人とー女(9ケ月)
の3人家族。専門は流体力学「1995年にフランス、エクス・マルセーユ第2大
学(現在メディタラネ大学)で博士号取得。
平成9年3月から1年間STAフェローシップにより船舶技術研究所に滞在



 わたしが日本に初めて来て思ったことは、この国で果たして1年も生活することができるだろうか、ということでした。そんなわけで、わたいま来日してすぐに滞在期間の短縮を考えたのです。 しかし幸いなことに、後に最も親しい日本人の友人となる運動性能部の沢田博史主任研究官に出会いました。彼の公私にわたる手助けにより、このフェローシップの短縮を考えることが間違いであることにすぐに気付いたのです。ほんの2、3ケ月もすると、この国がいかにユニークで、すはらしい国であることがわかり、現在、すでに7ケ月も経ったことが信じられないくらい、日本滞在が楽しいものとなりました。とにかく、今わたしはこの日本に深く感銘を受け、わたしを絶え間なく引きつける様々な機会を探し続けています。これがわたしの初めての日本についての印象です。
 さて、わたしのホスト研究所である船舶技術研究所について話をしましょう。何よりもまず、船研はとても美しいところです。すべての研究者に対して理想的な仕事の場を提供しています。船研のスタッフはみんなとても親切で、わたしが知る限りでは、ここの人たちほと礼儀正しく、思いやりのある人はいません。運動性能部の同僚の万々に関してこの場で言えることは、わたしたちの関係が"Ecellent"であるということです。彼らはとても厚情に富み、わたしの滞在を楽しいものにするために、そして、わたしの研究に美を結ばせるために最善を尽くしてくれました。
また、日本の気候はわたしとって非常に快適で、研究の効率をますます高めてくれました。沢田博史主任研究官と富田宏室長とともに、わたしたちは主に2つの課題、すなわち、"深水波の非線形発展と砕波"について研究しています。わたしたちはすでにいくつかの注目すべき研究成果を得ていますが、将来、わたしがフランスに戻ったときに、わたしたちの継続的な共同研究の目標となるような課題も見い出しております。
最後に、このようなすばらしい機会を与えてくださった船研のすべての皆様に対して、心からのお礼を申し上げますとともに、1998 年のワールドカッフフランス大会に日本サッカーチームの出場が決まったことを心から喜び、大会の折りには船研のどなたかとフランスで会えますことを期待しております。