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プレスリリース

平成31年3月28日

国立研究開発法人 海上・港湾・航空技術研究所 海上技術安全研究所

海技研NMRI法プログラムを公開
-合理的な波浪修正により海上試運転での平水中性能をより高精度に評価-

国立研究開発法人海上・港湾・航空技術研究所 海上技術安全研究所(所長 宇都正太郎、東京都三鷹市)は、海上試運転(速力試験)における波浪中抵抗増加の算定手法であるNMRI法をプログラム化し、2019年3月28日付で公開しました。
NMRI法プログラムにより、海上試運転での波浪修正をあらゆる波向で実施することが可能となり、EEDI(エネルギー効率設計指標)の算定に必要となる平水中速力を、従来よりも合理的に精度良く算定することが可能となります。

外航海運から排出される温室効果ガス(GHG)の削減のため、海洋汚染防止(MARPOL)条約の一部改正として、波や風のない静穏な状態での燃費性能を対象としたEEDI(エネルギー効率設計指標)規制が2013年1月に発効しています。EEDI規制では、海上試運転(速力試験)から求められる平水中速力が必要となります。速力試験時の外乱影響の修正法として、EEDI検査・認証ガイドラインに、ITTC推奨手法(2017年版)もしくは国際標準ISO15016(2015年版)に基づき解析を行うことが定められており、外乱の一つである波浪中抵抗増加をNMRI法により算定することが認められています。

この度、海上技術安全研究所は、NMRI法プログラム“VESTA-ST”を開発し、波浪中抵抗増加をNMRI法により算定するツールとして適切なプログラムであることについて、一般財団法人日本海事協会(会長 冨士原康一、東京都千代田区)からプログラム認証を取得(3月1日付)しました。“VESTA-ST”の計算結果は、日本海事協会の速力試験解析ソフトPrimeShip GREEN/ProSTA ver. ITTCへの入力に対応しています。
NMRI法の全波向への適用は、2017年のITTC推奨手法の改正以降認められており、NMRI法プログラム”VESTA-ST”の利用により、省エネ船の平水中性能がより高精度に評価できるようになります。

プログラムの利用希望者は海上技術安全研究所のホームページ(以下)より申請可能です。
URL:https://www.nmri.go.jp/study/research_organization/fluid/vesta/st-appli.html


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NMRI法プログラム”VESTA-ST”

NMRI法プログラム”VESTA-ST”  

プログラム鑑定書

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