HOME | 新着情報 | プレスリリース | プレス210122

プレスリリース

令和3年1月22日

国立研究開発法人 海上・港湾・航空技術研究所 海上技術安全研究所

海技研 新開発の次世代CFRPの成形手法を公開

国立研究開発法人 海上・港湾・航空技術研究所 海上技術安全研究所(所長 安部昭則)は、2月5日(金)、3次元形状の機能性複合材部材をより簡便に成形できる、次世代CFRP成形の公開実演を行います。

 舶用プロペラ等を対象に、海上技術安全研究所・早稲田大学・横浜国立大学が共同で実施した研究により開発された機能性複合材部材の成形手法について実演いたします。この成形手法は、炭素繊維強化樹脂(CFRP)について、製品内の繊維方向を自由に制御することが可能な点に特徴があります。

 CFRPは、鉄に比べて軽量ながら強度が高く(高比強度・高比弾性率)、様々な産業において利用が増えており、舶用においても、構造物の一部やプロペラ等にも適用が進んでいます。従来の金属部材を複合材部材へと代替することにより、強度を保ちつつ軽量化が可能となるため、静粛性能・燃費の向上、温室効果ガス排出量の削減等が期待されます。

 Tailored fiber placement(TFP)と呼ばれる既存の繊維刺しゅう技術と、新たに開発した複雑曲面形状の平面展開技術とを組み合わせることで、炭素繊維の配置方向を自由に制御するCFRP成形手法を提案します。提案手法では、まず新たに開発した展開手法により、繊維を配置する方向に基づいた高精度な平面展開図を出力します。その後、その展開図内部にTFP技術を用いて繊維を刺しゅうすることで中間基材を製作し、その基材を用いることで、繊維が途中で切断されずに目的の方向に連続的に配置された高品質・高強度なCFRP成形を実現します。本技術を用いることで、新たに繊維方向を設計パラメータとした複雑3次元形状の複合材部材の成形が可能となるため、今後、更なる機能性を有する複合材部材の開発が期待されます。

 本公開実演では、提案するCFRP成形手法について、スライド資料や、成形実演の動画(VaRTM、L-RTM成形法)等を交えながら概要を紹介させて頂いたのち、今後の課題、将来展望について説明いたします。

L-RTM法による成形の様子

L-RTM法による成形の様子   

繊維配向を制御したCFRP模型翼

繊維配向を制御したCFRP模型翼  



1. 日時:令和3年2月5日(金)14:00~15:00

2. 場所:開催方法:オンライン(ウェビナー形式)
ご質問される方は事前にマイクをご用意ください。

3. お申込み方法:参加ご希望の方は、弊所HPより、事前の登録をお願い致します。
  事前登録サイト:https://www.nmri.go.jp/webinar_openexperiment03.html
  申し込み期限は2月4日(木)とさせていただきます。

4. お問い合わせ先:国立研究開発法人 海上・港湾・航空技術研究所
  海上技術安全研究所 企画部広報係 Tel:0422-41-3005  Fax:0422-41-3258
  E-mail:info2@m.mpat.go.jp
  URL:https://www.nmri.go.jp/

リリース文はこちらLinkIconプレスリリース