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これからの魚ロボットの研究



 今までに様々な魚ロボットを試作し,それらの基本性能を測定していました。今後予定している研究課題として,多形式の実験用魚ロボットの開発,詳細な流体力学的検討,そしてセンサ技術と制御技術の高度化があげられます。

(1) 多形式の実験用魚ロボットの開発
 実際の魚の形状や泳法は多様であり,それぞれに優れた特徴があります。本研究では,それらの工学的特徴を考察し,多形式の魚ロボットを設計・試作する予定です。
(2) 流体力学的検討
 流体力学的特性の評価を進めるため,実験的計測並びに魚ロボット周りの流れ場の数値解析を行う予定です。
(3) センサ技術と制御技術の高度化
 作業能率の向上や推進効率の向上に着目した制御技術に関連する研究を進める予定です。


 以上の研究を進めた後,本研究の終了時には,全長3m程度の高性能自律型魚ロボットおよび全長50mm程度のマイクロ魚ロボットを完成させたいと考えています。


 魚ロボットの研究成果は,船舶や潜水船のための新しい高効率推進装置を提案できると考えています。また,魚のように海中を自由に泳ぎ回り,しかも高効率で機敏な動きができる魚ロボットが開発されれば,海中調査や生態観測に極めて役立つものと考えています。また,理工系学生のための教材や工場内の配管設備の保守・点検などへの応用もできると考えています。


ここをクリックすると,魚ロボットのアニメーションを見ることができます。

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