講義ノート

機械設計のための基礎製図


平成14年度のご挨拶

 「基礎製図U」の講義を担当してから3年目に入りました。1年目の講義では,学生たちは製図用具をうまく使うことができるのか,また図面とか立体に興味を持っているのかなどがわからず,かなり苦労しました。2年目からは,講義にパワーポイントを使うなどして,最初の説明に工夫をしたり,あるいは演習課題を変更したりと工夫をしました。3年目(平成14年度)からは,さらに講義を発展させ,「機械製図の重要性」を伝えていきたいと考えています。また,本ホームページも順次更新していきたいと思います。

平成14年10月2日 平田 宏一 (海上技術安全研究所 主任研究官,明星大学(日野校舎)非常勤講師)



はじめに

 本講義ノート「機械設計のための基礎製図」は,平成12年度明星大学理工学部機械工学科1年生が受講する「基礎製図U(後期,土曜日,2限10:40〜12:10及び3限12:50〜14:20)」のために準備した講義メモに基づき,作成されました。基礎製図Uは,これから機械工学を学び始める学生のための最初の製図演習です。本講義は,立体を二次元平面上で扱うための基礎的な知識や機械図面を正確に描くための知識と技術を習得することを目指しています。
 本講義ノートは11章から構成されています。各章はそれぞれ1回の講義内容に相当しています。第1回講義では設計・製図の概要について説明し,非常勤講師である著者の自己紹介を兼ねた研究用機械の設計・製作例を紹介しています。第2回から第9回では,様々な作図法の演習課題について説明しています。第10回では立体認識を目的とし,第三角法による作図を習得するための演習問題,そして第11回では期末テストを行います。
 本講義ノートは学生を対象としているにも関わらず,ここで紹介している著者が作図した機械製図(組立図,部品図)には,JIS製図に適合していないものが多く含まれています。今後,随時修正していきたいと考えていますのでご了承ください。

平成13年1月17日 平田 宏一 (海上技術安全研究所 主任研究官,明星大学(日野校舎)非常勤講師)


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