なぜバリをとるのか?
            @機械加工では,材料をバイス(万力)やチャックに固定して加工することが多い(図2)。材料にバリが残っていると,材料がまっすぐに固定できないので,加工面が傾いたり,曲がったりする(図3)。もちろん,小さい切り屑が挟まっていたりしても同様である。 
            
             
  
図2 材料の固定 
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図3 バリがあると・・・ 
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Aバリがあると,部品の正しい長さを測定できない。測定の前にはバリをとる必要がある。
             
B大きい工作機械を動かしているとき,作業者は,けがをしないように注意する。しかし,何となく材料を持っているときや運んでいるときには注意を怠る。バリで指をけがすることはとても多い。
             
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C当然であるが,部品にバリが残っていると,正しい組立ができない。 
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図4 バリがあると・・・ 
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