手のこ
直径10 mm以下の丸棒を切る場合,弓のこ盤を使うことはできない。材料が曲がってしまい,弓のこ盤の刃を破損するためである。そのような細い材料や小さい材料は「手のこ」で切断する。
手のこは,押して切るように刃を取り付けるのが普通である。手のこで材料を切断する際には,押すときに力を入れて,引くとき(刃を戻すとき)には力を抜く。 図2は直径10 mmのアルミニウム合金棒を手のこで切り出している様子である。このように,材料を万力に固定すると切り出しやすい。