旋盤でねじを切るときの注意事項
(1) ねじ切りは普通の自動送りとは違って,全く同じ位置で送りを繰り返さなければならない。図2は送りの位置を決めるためのダイヤルであり,一般にこの目盛を合わせることで「同じ位置」の送りができる。旋盤によって操作方法が異なるので,取扱説明書を読んで操作方法を確認する。

図2 ねじ切りのためのダイヤル
(2) ねじのピッチを合わせる。旋盤によって,レバーで設定するものや,歯車を変更するものなどがある。
(3) ねじ切りの送りを途中で止める必要がある。そのための「逃げの溝」を作っておく(図6参照)。また,できるだけ遅い回転速度(=遅い送り)で加工すると止めやすい。
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