高性能スターリングエンジン

 スターリングエンジンは,一部の軍事用潜水艦で既に実用化されています。また,コジェネレーション用あるいは発電用などでも市販されています。しかし,ガソリンエンジンなどの内燃機関と比べて製作コストがとても高く,民生レベルでの普及が難しいのが実状です。

実用化への課題
(1) 製作コストが安いエンジンの開発
 そのためには,簡単な構造の熱交換器,低圧力運転による圧力容器の簡略化,低温度運転による安価なヒータ材料の選定などが考えられます。
(2) エンジンの小型・軽量化
 ガソリンエンジンなどの内燃機関と対抗するために必要不可欠です。
(3) スターリングエンジンの特徴を活かす
 スターリングエンジンの特徴を活かした用途開発が必要です。高熱効率性だけでなく,低公害性や燃料の多様性を活かした用途開発が期待できます。

詳細:高性能スターリングエンジン
 既に製品化されているスターリングエンジンや製品化を目指して開発が進められているスターリングエンジンを紹介します。