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ピストン駆動機構にはロンビック機構を採用しました(下写真)。ロンビック機構は,2つの歯車,ヨーク及び4本のコンロッドで構成されていて,理想的に組み立てられれば,ディスプレーサとパワーピストンとに90°程度の位相差を保ちながら,2つのピストンは厳正直線運動を行います。
ロンビック機構の組立精度が十分でない場合,ディスプレーサ・ロッド及びパワーピストンが傾き,それぞれのピストンにサイドスラスト(横向きの力)が生じ,摩擦損失が増大します。そこで,Mini-Ecoboyでは,右図のように,ディスプレーサとパワーピストンに多くの回転可能なジョイントを設けています。これにより,組立精度に対する逃げを確保できますが,それぞれのピストンに直動のためのガイドを設ける必要があります。
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[ Mini-Ecoboy ] [ Stirling Engine Dictionary ] |
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