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令和5年11月21日

 「実海域実船性能評価プロジェクト(OCTARVIA)」のアプリ活用セミナー(一般向け)を12月15日(金)に開催

国立研究開発法人海上・港湾・航空技術研究所 海上技術安全研究所(所長 峰本健正)は、より先進的かつ地球環境へ配慮した海上輸送の実現に向けて、オープンイノベーションによる共同研究「実海域実船性能評価プロジェクト(OCTARVIA:オクタビア)」を2017年より実施してまいりました。この度、本プロジェクトで開発した3つのデータ解析アプリ ( OCTARVIA-webSALVIA-OCT.-webEAGLE-OCT.-web )の活用セミナーを、2023年12月15日(金)に実施いたします。海技研では本プロジェクトの成果の普及を通じて、海上輸送の省エネ化・高性能化に貢献してまいります。

※オープンイノベーション:製品開発や技術改革、研究開発などにおいて、自社以外の組織が持つ知識や技術を取り込むことで、企業単独では実施困難な課題の解決を図る方法のこと
※OCTARVIA:船舶が実際に運航する波や風のある海域の中での速力、燃料消費量等の性能(実海域性能)を正確に評価する方法を開発するための共同研究プロジェクト

当所では、本プロジェクトでの成果を造船設計の改善や効率運航へと繋げていくため、船舶の燃費性能評価にご興味がある方を対象とした一般向けセミナーを開催いたします。アプリを使用することにより、運航方法や、メンテナンス計画、波や風に対する応答の違いが、船舶の性能にどのように寄与し、船の生涯(ライフライクル)における温室効果ガス(GHG)排出量がどのくらい削減されるかを評価することができます。

  • 開催日時:令和5年12月15日(金) 13:30~17:00
  • 開催場所:(国研)海上・港湾・航空技術研究所 海上技術安全研究所
          本館 1階会議室
  • 参加費用:無料
  • 定  員:20名

  • プログラム:
    • 第一部 講演(1時間30分)
      OCTARVIAプロジェクトの目的と実施内容の紹介
      各OCTARVIAアプリの機能説明
      株式会社シップデータセンターとの実船モニタリングデータとのデータ連接の説明
      一般財団法人日本気象協会の海事産業向け気象海象データサービス(POLARIS)とのデータ連接の説明
      OCTARVIAのビジネスでの実用「船社向け運航性能解析勉強会とOCTARVIA(EXCEL版)を活用した運航プロファイルトライアル」
      第二部 デモ・演習(2時間)
      各OCTARVIAアプリの使用法デモ及び実習

  • ※参加方法

    お申込みURL: https://forms.office.com/r/0wHXTrh2pq

    ●OCTARVIAアプリは機能限定版(無料版)を使用します。
    ●会場では無料のWIFIネットワーク接続サービスが利用いただけます。
    ●参加者はWIFIネットワーク接続、ブラウザ(Microsoft EdgeまたはGoogle Chrome)が使用できるノートPCをご持参ください。
    ●11月30日(開催日15日前)までに、海技研クラウドWEBサイト(URL: https://cloud.nmri.go.jp/portal/pub/top )より、会員登録及びwebアプリ(OCTARVIA-web(Free Version), SALVIA-OCT.-web(Free Version), EAGLE-OCT.-web(Free Version))の利用申請手続きを行ってください。過去にOCTARVIAアプリを利用申請済みの場合は不要です。