平成31年7月24日
国立研究開発法人 海上・港湾・航空技術研究所 海上技術安全研究所
船体構造デジタルツイン検証のための波浪中模型実験を公開
国立研究開発法人 海上・港湾・航空技術研究所 海上技術安全研究所(所長 宇都正太郎)は、8月22日(木)に実海域再現水槽において、船体構造デジタルツインの基盤となるモニタリング技術及び数値シミュレーション技術を検証するための波浪中曳航実験を公開いたします。
当研究所では、航行中の船体に生じるひずみ、加速度等のセンサ計測値を元に、船体の状態をコンピュータ上の構造モデルに忠実に再現して、即時・短期・長期の船体健全性を推論・評価する「船体構造デジタルツイン」の研究開発に取り組んでいます。実船で行われる船体構造モニタリングでは、船体に作用する圧力が計測できないことや、主に費用の観点で歪センサの数が制限されることから、必要最低限の情報から船体詳細部の応力をシミュレーションする技術が必要とされます。この課題のソリューションのひとつが、直接荷重解析で得られた船体特性データを利用することであり、当研究所が開発した直接荷重構造解析プログラム(DLSA;Direct Loads and Strength Analysis)が、船体構造デジタルツインの技術開発のベースとなっています。
本水槽実験は、船体構造デジタルツインのプロトタイプ試験と位置づけており、光ファイバ式センサで計測した模型船の応力及び圧力分布を可視化するとともに、数値シミュレーションとのリアルタイム表示を行います。
なお、本実験は、一般財団法人日本船舶技研究協会「超高精度船体構造デジタルツインの研究開発」事業(日本財団助成)の一貫として行われます。
数値シミュレーション
(ベルトル:水圧、コンター:応力)
模型実験
記
- 日程:令和元年8月22日(木)13:30~15:00(受付は13:00 から)
- 場所:(国)海上・港湾・航空技術研究所 海上技術安全研究所
東京都三鷹市新川6-38-1 本館会議室
- お申込み方法:参加ご希望の方は、E-mailにて、お名前、住所、電話番号を広報担当宛(E-mail:kouhou@m.mpat.go.jp)まで送信願います。
申し込み期限は8月16日(金)とさせていただきます。
※定員(30名程度)になり次第、申込みを締め切らせていただきます。
※定員に達しましたので申込みは終了させて頂きました。
- お問い合わせ先:国立研究開発法人 海上・港湾・航空技術研究所
海上技術安全研究所 企画部広報係 Tel:0422-41-3005 Fax:0422-41-3258
E-mail:info2@m.mpat.go.jp
URL:http://www.nmri.go.jp/
- 弊所への公共交通機関のご案内:
(1)往路
①鷹58<海上技研前経由>調布飛行場ゆき《小田急バス》三鷹駅バス停8番 ※
三鷹駅発11:38→海上技研前着11:46(正門のすぐ前)
なお、当研究所の食堂は一般の方も利用可能です。
②①以外にも、三鷹駅、吉祥寺駅から小田急バス/京王バスが利用可能です。
三鷹農協前バス停が最寄です。(正門まで徒歩約6~7分)
(2)復路
①①鷹58<海上技研前経由>調布飛行場ゆき《小田急バス》三鷹駅バス停8番 ※
海上技研前発15:13→三鷹駅着15:31
②①以外にも、三鷹駅、吉祥寺駅まで小田急バス/京王バスが利用可能です。
三鷹農協前バス停が最寄です。(正門まで徒歩約6~7分)
※1日2便(上下とも)の運行ですが、研究所に一番近いバス停ですのでご利用ください。
三鷹駅乗り場地図
海技研周辺地図(海上技研前バス停)