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令和5年10月12日
国立研究開発法人海上・港湾・航空技術研究所 海上技術安全研究所

国土交通省「交通運輸技術開発推進制度」に採択されました
~造船所の建造工程を大きく効率化する研究に取り組みます~

国立研究開発法人海上・港湾・航空技術研究所 海上技術安全研究所(所長 峰本健正)は、造船所の生産性向上に向けて、船舶の建造におけるシミュレーション技術の活用を進めるための研究に取り組みます。この研究は令和5年度の国土交通省「交通運輸技術開発推進制度」に採択されました。

国土交通省では、交通運輸分野における政策課題の解決を目指すため、「交通運輸技術開発推進制度」により技術開発を推進しています。令和5年度は5件の新規研究課題が採択されましたが、その1つとして海上技術安全研究所からの提案課題「MBOM・BOPの自動生成によるデータ連携と建造シミュレータの造船製造分野への実装に関する研究」が採択されました。

本研究は、これまで海上技術安全研究所で開発してきた、サイバー空間に造船所を再現する「建造シミュレータ」のさらなる活用に向けて、同シミュレータに必要となるデータ(MBOM・BOP)を自動生成する技術を開発するものです。また、実際に建造シミュレータとデータを連携させることで、有効性の検証も行います。

研究課題の概要図

※E-BOM(Engineering-Bill of Material):設計部品表
 M-BOM(Manufacturing-Bill of Material):製造部品表
 BOP(Bill of Process):製造プロセス情報
 BOE(Bill of Equipment):工場設備の情報


(参考)
本件に関係する情報はこちらからもご覧いただけます。

(関連リンク)
  国土交通省プレスリリース
  国土交通省プレスリリース別紙
  構造・産業システム系


<問い合わせ先>
国立研究開発法人 海上・港湾・航空技術研究所
海上技術安全研究所 企画部広報係
Tel:0422-41-3005 Fax:0422-41-3258
E-mail:info2@m.mpat.go.jp
URL:https://www.nmri.go.jp/


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