機械設計のための基礎製図

第10章 立体認識と三面図


10.1 三面図の重要性

 第4章で説明した第三角法による三面図は,機械製図で最も重要である。本章では,「立体認識」を主目的として,立体の形状を図面から正確に読みとり,正確に作図する技術を習得する。
 第三角法を十分に理解し,立体を正しく認識することはもちろん,作図は,正確さ,丁寧さ及び早さが要求される。正確さとは,正面図,平面図及び側面図の配置が適切であること,図面の大きさや線の太さ,線の種類が適切であることが重要である。また,図面は,線,文字,数値及び曲線等が丁寧に描かれていなければ,立体の形状を正しく伝えることができない。さらに,機械製図は,「機械を作ること」が目的であり,製図自身が主目的ではないため,たとえ正確で丁寧な図面であっても,作図に多大な時間をかけてはいけない。



10.2 課題

 課題@〜Iを制限時間内に作図しなさい(制限時間90分)。


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