講義ノート:もの作りのための機械設計工学
第7章 シール装置の設計技術

章末問題



【問7.1】船には,室内への水の侵入を防ぐための段差付きのドアがある(図7.34)。これは船の安全を保つために必要不可欠であるが,同時に車いす利用者や高齢者の大きな障害となっている。この問題を解決する方法を考えなさい。(平成14年度課題,平成15年度課題)

図7.34 船の段差付きのドア

【問7.2】図7.35に示す水密ケースを設計する。Oリングのカタログ(図7.36)を参照し,フタの部品図を作図しなさい(フリーハンド可,図面の縮尺は問わない,図枠および材質は不要)。(平成14年度期末試験問題,回答例とコメントはこちら

図7.35 水密ケース



図7.36 Oリングのカタログ

【問7.3】オイルシールに関する次の問に答えなさい。(平成15年度期末試験問題)。
(1) 図7.37に示すように,直径20 mmの軸に外径35 mmのオイルシールを取り付ける。資料1のカタログの中から適切なオイルシールを選び,部品番号を答えなさい。
(2) 前の問で選択したオイルシールを使用して,図7.38に示すような形状のハウジングを製作する。資料2の「ハウジング穴の形状と寸法」を参照して,ハウジングの部品図を作図しなさい。

* 部品図には製作に必要な寸法を記述すること。
* 図枠は不要。

図7.37

図7.38



【問7.4】模型ウミガメロボット(図7.39,図7.40およびビデオファイル参照)の前ひれを動かすための駆動機構および水中運動のための防水構造を考え,概念図を作図しなさい。(平成16年度課題)

図7.39 ウミガメ
ウミガメの動画ファイル(MPEG,5.2MB)

図7.40 模型ウミガメロボット
模型ウミガメロボット(MPEG,7.5MB)

[ Previous ] [ Mechanical Design ] [ Next ]
[ Hirata HOME ] [ Power and Energy Engineering Division ] [ NMRI HOME ]
Contact khirata@nmri.go.jp