小型スターリングエンジンの設計手法と性能予測法に関する研究
1998年3月、論文「スターリングエンジンを小型化させるための設計手法と性能予測法に関する研究」で埼玉大学より博士(工学)の学位を取得しました(主査:岩本昭一教授)。1997年12月に行われた論文公聴会の資料をもとに、この論文の内容を紹介します。

研究の背景
研究の背景とその目的、そして、スターリングエンジンに関する従来からの研究・開発の概要について説明しています。
小型エンジンの設計・試作
小型ポータブル発電機用に開発したスターリングエンジンの設計基本方針から、試作に至るまでの過程について説明しています。
小型エンジンの性能試験
試作したエンジンを運転し、性能特性を調べています。そして、設計に用いた解析モデルによる計算結果と実機の試験結果とを比較・検討し、設計手法の妥当性を確認しています。
供試エンジンの性能評価
性能評価では、エンジンの軸出力を予測することを目的としたシミュレーション計算手法について述べ、シミュレーションの実用性について検証しています。
簡易性能予測法の提案
以上に得られた実験研究の成果をもとにして、エンジン設計初期の段階でエンジン特性を予測する手法を提案しています。
実用化への提言
本研究における問題点をまとめて、実用化への提言をしています。
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