お知らせ
海技研 バリシップ2019に参加 特別セミナー、ブース展示とも大盛況
ブースでは、船舶用燃料電池システムの模型や実海域省エネ船首COVEの模型、また船舶用省エネダクトWADの模型を展示し、産官学、各業界から高い関心を得られたほか、最終日の土曜日には多くの親子連れなども多数来訪し、全期間を通じ、大変賑わいました。
出展社プレゼンテーションで「実船目線で見た温室効果ガス(GHG) 排出量削減」を紹介
イベント初日の午前、5月23日(木)11時00分~11時30分の「出展社プレゼンテーション」枠では、流体設計系 黒田麻利子主任研究員がGHG排出削減に向けた、様々な研究所の取り組みを紹介いたしました。黒田主任研究員は、GHGを削減するために研究所で行っている船舶の推進性能の向上やエンジンからの排熱回収、代替燃料の導入など、幅広い取り組みについて紹介しました。
特別セミナー「海上技術安全研究所セミナー」はすし詰め満員御礼!
5月23日(木)のイベント初日の午後3時40分~4時40分の1時間にわたり、「特別セミナー」枠で、「GHG 削減に向けた海技研の取り組み」に関して、研究所の最新の研究開発動向を紹介いたしました。環境・動力系長の平田宏一、および流体設計系実海域性能研究グループ長の久米健一の両研究者が、地球温室効果ガス(GHG)排出削減にむけた技術開発について、分かりやすく説明をいたしました。
平田系長は、低・脱炭素燃料にどのようなものがあるか、種類や特徴について言及。GHG削減に向けた代替燃料として、水素エネルギーの利用技術に関する、研究所の技術開発について、説明いたしました。続いて、久米グループ長は、内航向けの省エネ船型の開発事例を紹介し、19%を超える高い省エネ率を達成した船型の利用を呼びかけ、線図の無償提供について言及しました。また、省エネダクトWADの効果および空気潤滑システムの適用拡大に向けた研究事例を紹介いたしました。
展示ブースも大盛況 水嶋智 海事局長も訪問
今年も上記3日間にわたり、テクスポート今治のAゾーン、2階A2-02にて、「GHG排出削減」をテーマに、研究紹介パネルや模型、施設紹介動画、4コマ漫画を使ったブース展示を行いました。 2日目の午後には、水嶋智国土交通省海事局局長にブースをご訪問いただき、環境・動力系長の平田より、所の進める研究開発の進捗等、説明をさせて頂きました。また、研究施設を紹介した動画(アサ?ジャーナル)や、今回のテーマとなるGHG関連やWADの紹介等、研究内容を描写した4コマ漫画を展示、業界関係者のみならず、最終日25日(土)には、一般の地域住民も多くブースを訪問し、賑わいを見せました。