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お知らせ

令和元年10月10日

宮崎恵子副センター長、経済産業省から産業標準化事業表彰を受賞

宮崎恵子国際連携センター副センター長は、令和元年10月8日(火)に開催された経済産業省の「令和元年度産業標準化事業表彰」において、国際標準化貢献者として、産業技術環境局長表彰を受賞しました。ISO 18079-5のプロジェクトリーダーを引き受け、国内製造者の技術を取り入れた国際標準を制定し、国内製造者の国際競争力強化に貢献したことを評価されたものです。

宮崎恵子国際連携センター副センター長は、ISO/TC 8/SC 1/WG 1(国際標準化機構/船舶及び海洋技術専門委員会/海上安全分科委員会/救命設備作業部会)に、2011年からエキスパートとして参加し、2012年から順次、3件のプロジェクトリーダーを務め、2018年度に、ISO 18079-5:2018 膨脹型救助艇の整備、及び、ISO 17339:2018 生存艇及び救助艇用シーアンカーの2件の国際標準化に貢献しました。

生存艇及び救助艇用シーアンカーの規格制定において宮崎副センター長は、性能要件に基づく基準に改訂するとともに、当初欧州を中心に反対多数だった試験方法に関して、「国際海上人命安全条約」に係る調査研究に基づく修正を主導し、過剰な試験を排除して、国内製造者が市場を確保できる適正な規格にしました。また、膨脹部を有する救命設備の整備を規定するISO 18079シリーズ「膨脹式救命設備の整備」は、業界からの早期制定が求められていたものの制定が滞り、WG 1として困難な状況に陥っていました。宮崎副センター長は、国際貢献の一環として、ISO 18079-5のプロジェクトリーダーを引き受け、各国に感謝されつつ、国内製造者の技術を取り入れた国際標準を制定しました。これらにより、国内製造者の国際競争力強化に貢献したことが評価されました。