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お知らせ

令和2年6月4日

海技研研究職員が日本船舶海洋工学会から論文賞を受賞

令和2年5月に、当所海洋開発系の大坪主任研究員らが日本船舶海洋工学会(JASNAOE)から論文賞を受賞しました。

論文賞
大坪主任研究員らは、世界初となる海底熱水鉱床の採鉱・揚鉱パイロット試験を安全かつ効率的に実施するため、想定海域の海気象データの分析、揚鉱母船の位置保持及び波浪中動揺性能に関する水槽試験と数値計算、オペレーションウィンドウ解析等による稼働性評価を実施しました。また、パイロット試験後に作業回数分析を実施し、稼働性評価の妥当性と問題点を明らかにしました。その一連の取り組みを論文としてまとめたところ、その内容が評価されました。

<受賞論文>
日本船舶海洋工学会賞(論文賞)
著者:大坪和久、渡邊充史、石田圭、荒木元輝、長谷川賢太、齊藤昌勝、佐藤宏、湯川和浩(以上、海技研)
岩下遼(深田サルベージ建設株式会社)
川野誠矢(独立行政法人石油天然ガス・金属鉱物資源機構)
論文:海底熱水鉱床の採鉱・揚鉱パイロット試験のための稼働性評価
論文掲載刊行物:日本船舶海洋工学会論文集、第29巻、p147-162、2019年