第8回海上技術安全研究所講演会

SEMINAR

環境規制 が変える船の姿
― 11月10日 広島に於いて第8回海上技術安全研究所講演会を開催 ―

 独立行政法人海上技術安全研究所(理事長 井上四郎)は、11月10日(月)、広島に於いて第8回海上技術安全研究所講演会を開催しました。当日は、会場の席を埋め尽くす大変多くのお客様のご来聴を賜り、また、皆様から活発なご質問ご意見をいただき、盛況のうちに終わることができました。まことにありがとうございました。

 講演会は、毎年秋、東日本地区と西日本地区とで交互の開催ですが、これまで西日本地区開催の場合、神戸で開催しており、広島での開催は初めての試みとなります。九州・四国地方からも多くの方に来ていただき、広島は九州・四国地方からのアクセスの良さを感じました。

 今回の講演会は、「環境規制が変える船の姿」と題して、主に温室効果ガス及び窒素酸化物排出低減に関した研究テーマについてご紹介いたしました。また、研究講演に先立つ特別講演として、「地球環境時代における海事行政の展望」について国土交通省伊藤海事局長に、「大競争時代を拓くこれからの100年経営に向けて」と題してツネイシホールディングス株式会社神原社長にご講演いただきました。
 皆様の関心が高いテーマを揃えることができたため、当初の会場設営の予定数を大きく上回るお申し込みをいただきました。また、最後の講演まで、多くの方に聴いていただけました。まことにありがとうございました。

理事長挨拶
海上技術安全研究所 理事長 井上四郎

特別講演(1)
地球環境時代における海事行政の展望
国土交通省 海事局長 伊藤茂氏

特別講演(2)
大競争時代を拓く これからの百年経営に向けて
ツネイシホールディングス(株)
代表取締役社長 神原勝成氏

講演(1)
IMOにおけるCO2排出規制の動向と今後の見通し
企画部 国際連携センター長 吉田公一

講演(2)
新造船に対するCO2排出設計指標と最適船型について
海の10モードプロジェクトチーム長 佐々木紀幸

講演(3)
海技研のCO2削減ソリューション ~超省エネ船の開発~
流体部門 流体制御研究グループ長 日夏宗彦

講演(4)
NOx3次規制ソリューション ~クリーンシップの開発~
環境エンジン開発プロジェクトチーム 機関システム開発研究グループ長 平田宏一

閉会の挨拶
理事 橋本雅方