第10回海上技術安全研究所講演会

SEMINAR

平成22年11月22日
独立行政法人 海上技術安全研究所

第10回海上技術安全研究所講演会
―2010年11月8日、広島市で開催―

 第10回海上技術安全研究所講演会を11月8日、広島市のホテルグランヴィア広島で開催しました。講演会参加者は約390名にのぼりました。

 今回は、「環境に挑戦する造船新技術とは」と題して、主に船舶からのGHG(温室効果ガス)削減対策技術、排ガス関連技術の研究開発状況と見通しを紹介しました。

 井上四郎理事長はあいさつで、船舶・海洋関係の特許申請で昨年、中国と韓国が初めて日本を上回ったことを明らかにし、わが国の研究開発加速の重要性を強調しました。

 特別講演1では、国土交通省の井手憲文海事局長が「海洋環境イニシアチブ、その戦略と政策」と題して、海洋環境保護に関する政策や取り組みを分かりやすく説明していただきました。

 特別講演2では、今治造船の檜垣幸人社長が、「大競争時代の造船経営とは」と題して、平成21年度に8工場で101隻の新造船を建造したことなど、国内造船最大手の今治造船グループの現状や経営方針を紹介していただきました。