OPEN HOUSE
平成21年7月22日(水)、海の月間の行事の一環として、一般公開を開催しました。あいにくの小雨模様の天候にもかかわらず、1652人と昨年の1269人を383人上回り、夏の一般公開では過去最高を記録しました。
今年の夏の一般公開の模様をスナップ写真で紹介します。
緑濃い研究所構内を目的の施設に向かう見学者の皆様です。
船が進むときに水から受ける抵抗などを模型を使って調べるためのもので船を大きな電車(曳引台車)で引っ張ります。
一般公開では、皆様がその電車に乗って、実験研究の体験をしてもらっています。
当研究所の人気の公開施設の一つです。
CFD開発研究センターでは、コンピュータを使って船舶の推進性能等を計算するソフトウェアの研究開発をしています。バーチャル・ボートレースは、CFD(ComputationalFluid Dynamics)を利用して、パソコン上で自分がデザインした船がどれ位、水の抵抗を受けずに進むことができるかその場で測定できるゲームです。
発泡スチロールから切り出し、ゴム動力を取り付け模型船の工作をするコーナーです。
こちらは、空の牛乳パックを再利用して、ストローから水が流れる力で進む模型船の工作を行うコーナーです。
海に流出した油、眼に見えない放射線や真っ暗な海上に浮いている物体をどうやったら見つけることができるか紹介しています。
タンカーやコンテナ船などの紙の模型を工作して運ぶ荷物によって色々な種類の船があることを知ってもらいます。
チタンは船舶の材料としても利用されていますが、電気を通す液体の中でチタンに電流を流すと、表面の酸化チタンの膜厚が変化して様々な色に変わります。
氷の中を進む船の安全や氷海の環境を守る研究をしています。
ギネスブックに載っている世界で最も深い水槽です。
直径16mの円形水槽には、全週128枚の造波板が設置されています。コンピュータ制御によりいろいろな波を起こすことができます。アンパンマンの顔やNMRIの文字を描くこともできます。
一般公開で人気の施設の一つです。
深海では高い圧力のために不思議な現象が起こります。高圧力を利用して二酸化炭素を深海に貯留する技術を研究しています。
高圧下で、潰れて小さくなったカップラーメンの容器です。
操船リスクシミュレータ-を用いて船舶航行の安全に関する研究を行っています。
これも一般公開で大人気の施設です。
ディーゼルエンジンの排ガスを利用して発電するスターリングエンジンを開発しました。
模型スターリングエンジンの実演のほか、実用化を目指した排熱利用スターリングエンジンの展示をしました。
高速ビデオカメラを使ってエンジンの燃焼室内の空気や燃料の流れる様子を観察し、有害な排出物を出さない効率の良い燃焼方法を研究しています。他にエンジンの中の燃焼の様子を調べる実験装置を紹介しました。
日食グラスを自分で組み立てて観測してもらうことにしていましたが、あいにくの天候で残念ながら空が雲に隠れたままでした。
金魚よりもすくうのが簡単のようですが、やってみると結構難しいようです。