三鷹・三中の生徒8人が職場体験学習

LOCAL EXCHANGE

平成23年11月1日
独立行政法人 海上技術安全研究所

 三鷹市立第三中学校(五味一男校長)の生徒8人(第2学年)が10月27、28の両日、当研究所で職場体験学習を行いました。
 職場体験は同校の「総合的な学習の時間」の一環として近隣地域の店舗や事業所などを対象に毎年行われているもので、子供たちが多様な生き方に触れ、自らの生き方を主体的に追求する態度を身につけるとともに、地域社会の経済・文化活動やその仕組みに対する理解を深めることを目的として実施されています。
 1日目(27日)は、動力システム系の平田宏一・次世代動力システムセンター長をはじめ、市川泰久、柳東勲、新田好古の若手研究者たちが講師となり、12号館でマイコンを使った魚ロボットを製作しました。魚ロボットはマイコンに書き込んだプログラムによって尾ひれを左右に振って振動させて泳ぐもので、生徒2人が一組になってそれぞれ個性のある魚ロボットを作り上げました。
 2日目(28日)は流体性能評価系の谷澤克治系長が講師となり、船の静力学をテーマに座学と演習を行いました。アルキメデスの原理にはじまって船の重心・浮心や喫水、傾斜角などについて学び、傾斜角などの計算などにも取り組みました。その後の実海域再現水槽の見学では、造波による文字の再現や集中波に大きな歓声を上げた子供たちでした。


魚ロボットの製作現場

魚ロボットの製作現場

船の静力学を学ぶ子供たち

船の静力学を学ぶ子供たち