PRESS RELEASES
海上技術安全研究所(中西堯二理事長。以下「海技研」という。)は、韓国海洋水産開発院(Jeong-Hwan Lee理事長。Korea Maritime Institute、以下「KMI」という。)と、海上物流分野における研究協力に関する基本協定(以下「本協定」という。)を本日、海技研三鷹本所において締結しました。
現在、アジア域内の国際物流の重要性が増すなかで、効率的な域内物流システムの構築が不可欠であり、特に、経済交流が進展している日中韓の三国間でシームレスな物流システムの構築が求められています。その様な背景の下、日本、韓国及び中国の3カ国の物流担当大臣による第一回会合(平成18年9月7日)が開催され、国際物流に関する情報交換、物流分野における課題に対する意見交換等が進められています。
北東アジアの物流が今後益々進展することが考えられる状況の中で、両研究機関が、本協定のもと包括的に連携、協力することにより、海上交通や物流の分野における研究を推進し、技術の発展を図ります。
北東アジアの海上物流データベースの開発
東アジアの特に日本、韓国及び中国間の海上物流を対象にして、貨物の流動や船舶の移動が統一的な基準で把握可能なデータベースの開発を進めます。データベースは、船舶の設計や各種政策分析に活用できる総合的なものを開発することを計画しています。協定締結後握手を交わすJeong-Hwan Lee韓国海洋水産開発研究院(KMI)理事長(右)と中西堯二 海上技術安全研究所理事長(左)