平成25年2月14日
独立行政法人 海上技術安全研究所

3月1日にNOAHプロジェクト公開実験
馬力削減率約30%の省エネ効果を確認

 当研究所はポッド推進装置を利用し推進効率の最大化を狙うZEUS(Zero Emission Ultimate Ship)プロジェクトに加え、工数ミニマム船型である箱舟を高度な流体技術でその流場を制御することで普通の船型まで改良するNOAH(No More Artistic Hull)プロジェクトを進めています。

 年初に実施した予備水槽実験では、境界層制御技術を利用して必要動力を差し引いても実質の馬力削減率約30%という驚異的な省エネ効果を得ることに成功しました。

 公開実験では、境界層制御に利用する所要馬力が1%にも満たない補助推力装置や船底の流れの可視化により剥離が完全に抑制されている様子をご覧いただきます。




1. 日時:平成25年3月1日(金)14:00~16:00(受付開始13時30分)

2. 場所:(独)海上技術安全研究所
     東京都三鷹市新川6-38-1 本館1階第1A会議室

 *本館1階A会議室にご集合ください。そこで担当者から事前説明を行った後、海洋環境保全総合実験棟 操船リスクシミュレータに移動します。
  そして模擬船橋内において相手船動静監視システムを用いた見張りをご体験していただきます。 また、ご体験後に質疑応答を予定しています。

3. 概要
 【実験場所】400m大水槽
 【使用模型】6mアクリル透明模型
 【実施する水槽試験】境界層吸い込みによる省エネ効果確認試験
 【流れの可視化】フェノールフタレインを利用した船尾剥離流の可視化

※会議室にて担当者から事前説明を行わせていただいた後、試験水槽に移動します。
 また、実験後に質疑応答を予定しています。

4. 参加費:無料

5.参加申込方法:定員になりましたので、申込みを締め切らせて頂きます。
  多数のご応募頂きまして、誠に有難うございました。

6. お問い合わせ先
 (海)海上技術安全研究所 企画部広報
  Tel:0422-41-3005 Fax:0422-41-3258
  E-mail: info2@nmri.go.jp