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55<>2013/05/27<>バリシップ2013、ブースやセミナーが盛況<>
平成25年5月27日
独立行政法人 海上技術安全研究所


バリシップ2013、ブースやセミナーが盛況

 当研究所は、愛媛県今治市で開催された国際海事展「バリシップ2013」(5月23日~25日)に参加しました。
 出展したブースには、「相手船動静監視システム」の実機や「WAD(Weather Adapted Duct)」の模型を展示しました。相手船動静監視システムは、レーダーやAIS(船舶自動識別装置)の相手船情報を、HUD(ヘッドアップディスプレイ)を用いて、景観上に重畳(重ねて)表示し、航行の安全性の向上を図ったシステムです。これは(独)鉄道・運輸機構様の高度船舶技術実用化制度によって、MHIマリンエンジニアリング(株)様と共同開発したものです。
 WADは、プロペラとダクトの干渉効果を高めるため、両者を近接して配置し、また耐キャビテーション性能を向上させるために、一般的なダクトよりも小さな直径にしたものです。どちらも、ブースを訪れた来場者が、熱心に質問する姿も見られて好評でした。
 会期二日目の24日には、海技研セミナーが行われました。当研究所の浦環・水中工学センター長は「鉱物資源を海底に求める」、千田哲也・理事は「船舶の動力システムの環境問題と将来展望」、田村兼吉・海難事故解析センター長は「海難事故解析技術の高度化・設計への反映」と題してそれぞれ講演。多くの人が聴講に訪れました。
(写真 左:オープニングセレモニー 中央:セミナー風景 右:展示ブースにて)