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117<>2014/02/21<>船舶からの排ガスに含まれる硫黄酸化物(SOX)の除去技術で公開実験<>
平成26年2月21日
独立行政法人 海上技術安全研究所


船舶からの排ガスに含まれる硫黄酸化物(SOX)の除去技術で公開実験
3月13日、三鷹本所で実施

 当研究所では、国際条約(MARPOL条約)により求められている舶用ディーゼルエンジンの排ガスに含まれる窒素酸化物(NOX)や硫黄酸化物(SOX)などの有害物質除去に関する各種の研究開発に取り組んでいます。
 排ガス中の硫黄酸化物(SOX)を除去する方法としては、海水などで洗浄・除去する湿式脱硫や、吸着粒子を用いた乾式脱硫があります。湿式脱硫システム(スクラバー装置)は、システムとして概ね確立していますが、排ガス中の有害物質のモニタリング方法や洗浄に使用した排水の排出方法等については現在も国際海事機関(IMO)において議論がなされています。これらの議論に資するため、当研究所では、実際のスクラバー装置を使用してモニタリング方法や排水性状等の分析方法等について研究を行っています。
 また、乾式脱硫システムについては、船舶に搭載するための最適なシステムの検討を行っております。
 当日は、研究の背景・概要に関する説明の後に、以下の実験をご覧いただく予定です。
1)湿式脱硫システム(スクラバー装置):脱硝装置(SCR)との組合せ実験
2)乾式脱硫システム:循環流動層乾式脱硫システムの動揺実験

 
1. 日時:平成26年3月13日(木曜)15:00~16:30(受付は14:30から)
2.場所:(独)海上技術安全研究所 本所
      東京都三鷹市新川6-38-1
      ※本館1階第1A会議室で説明後、公開実験を行います。
3.お申込み方法:申込みを締め切らせて頂きました。
         お申込みありがとうございました。