NMRIニュース バックナンバー

NMRI NEWS

120<>2014/03/14<>船尾ダクト型省エネ装置「WAD」の水槽試験で公開実験<>
平成26年3月14日
独立行政法人 海上技術安全研究所


船尾ダクト型省エネ装置「WAD」の水槽試験で公開実験


 当研究所は3月28日、船舶のより一層の省エネ化を図るために開発した船尾ダクト型省エネ装置「WAD」(Weather Adapted Duct)の水槽試験で公開実験を開催します。
 WADは、船舶の船尾部分のプロペラ直前方に、断面が翼型のリング状物体を設置した省エネ装置です。WAD自体が、プロペラの吸い込み効果により揚力を発生し、船を前方に推しやるだけでなく、プロペラに流入する流れを改善し、推進効率を向上させます。WADは通常の船尾ダクト型省エネデバイスに比べて、小型で、かつプロペラとの距離を縮めているという特徴があります。この特徴により、高い省エネ効果を発揮しつつ、有害なキャビテーションの発生や、それに起因する振動・騒音の問題が発生しないようにしています。
 当日は、WADを設置した船舶模型を対象に自航試験(プロペラを作動させた状態での水槽試験)を行い、WADの省エネ性能を確認する様子を公開します。

 
1. 日時:平成26年3月28日(金曜)14:00~15:00(受付は13:30から)
2.場所:(独)海上技術安全研究所 本所
      東京都三鷹市新川6-38-1
      ※本館1階第1A会議室で説明後、公開実験を行います。
3.お申込み方法:申込みを締め切らせて頂きました。
         お申込みありがとうございました。